ラグビー日本代表、開幕戦のポイントは? ロシア相手に「勝ち点5」を狙う
昨年11月に苦戦したロシアと激突
昨年11月に苦戦したロシアとの再戦。日本代表は姫野和樹(中央)がNo.8で先発する 【写真:アフロ】
ラグビー日本代表はどんな戦いをすべきなのか、「ベアーズ」の愛称を持つロシア代表はどのようなチームなのかをデータ(STATS 共同通信デジタル提供)から迫りたい。
予選プールは4試合。残りの試合のことを考えれば、対戦する4チームの中で一番格下であるロシア代表からは勝利で得られる勝ち点4だけでなく、4トライ以上のボーナスポイント1を加えて勝ち点5をしっかりともぎ取りたい。また今後を考えれば、なるべく多くの得点も挙げておきたいというのが本音だ。
ただ、ロシア代表とは昨年11月にイングランド・グロスターで対戦しており、前半は10対22と苦戦して、何とか32対27で逆転勝利を収めたように決して侮れない相手だ。
ロシアのパワフルなFWに勝負をさせない
パワフルなFWを軸に前に出てくるロシア代表 【写真:FAR EAST PRESS/アフロ】
まずロシア代表の特徴だが、FWでは身長2mを超える選手がいるように基本的にはスクラム、モール、そして近場の攻撃で日本代表にプレッシャーをかけてくるチームである。そのFWを前に出すために、10番、15番あたりの選手もキックを多用してくることは明白である。
FWのドライビングモールも得点源となっている。ただ、得点を挙げることのできるレンジは狭い。そのため、日本代表としては、他の試合と同様ではあるが、相手を自陣22m内に入れてFWに勝負をさせない、SOラミリ・ガイシン、ユーリ・クシュナレフといったキッカーにPGを狙われるチャンスを少なくしたい、ということを徹底すれば、大量失点することはないだろう。