捕手・森友哉が「打力」で突出 アナリストが選ぶ月間MVP<2019年8月>

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パ・リーグ投手部門:有原航平(北海道日本ハム)

【データ提供:データスタジアム】

 パ・リーグ投手のトップとなったのが有原航平(北海道日本ハム)だ。

 2勝3敗で黒星先行となったが、リーグ最多の34回1/3を投げて防御率2.36と、安定した投球を披露した。今季は奪三振が多く与四球の少ない理想的な投球を続けていて、8月も奪三振率8.39、与四球率は1.84の成績を残した。キャリアハイのシーズンとなることが濃厚な有原だが、9月も快投を続けて不振に苦しむチームの助けとなりたい。

キャリアハイのシーズンになりそうな日本ハム・有原 【写真は共同】

 5位のアルバース(オリックス)は8月16日に約3カ月ぶりに一軍に復帰。3試合に先発して1勝1敗、防御率1.45の成績を残した。春先には炎上を繰り返して期待を裏切る格好となったが、体調が万全であれば持ち前の制球力を武器にチームに貢献できることを証明している。

セ・リーグ投手部門:今永昇太(横浜DeNA)

【データ提供:データスタジアム】

 セ・リーグの投手は今永昇太(横浜DeNA)が5月以来のトップに立った。
 
 8月は4試合に先発して3勝0敗、防御率1.44。首位の巨人戦で2勝を挙げ、2位を争う広島を相手に完封勝利をマークするなど、首脳陣の起用に応える素晴らしい投球を見せた。月間を通じて被本塁打ゼロに抑え、イニングを上回る奪三振を記録。クオリティーの高い登板内容がWARに反映されている。

5月以来のトップに輝いたDeNA・今永。首位争いを繰り広げる巨人、広島相手に好投を見せるなど、高いクオリティーを示した 【写真は共同】

 2位の高橋遥人(阪神)は1勝4敗と負け越したものの、32回2/3を投げて39個の三振を記録した高い奪三振率、そして数多くのイニングを消化したことが高評価につながった。月間防御率4.41も含めて一般的な投手成績こそ目立たないが、優れたポテンシャルを秘めているのは間違いない。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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