「2歳ステークス」優勝馬のその後を追跡
札幌王者は以前ほどGIに直結しない?

各場2歳ステークス優勝馬、出走馬の将来像

 先週の新潟2歳ステークス、そして今週の小倉・札幌2歳ステークスと、2歳重賞が一気に3競走も行われるこの時期。各レースの馬券作戦ももちろん重要だが、2歳戦だけに、ここを制した馬が後々どういった活躍を見せてくれるのかも気になるところだ。そこで今回は、新潟、小倉、札幌の各2歳ステークスの優勝馬や、出走馬の将来像を探ってみよう。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。

新潟2歳ステークス優勝馬の、その後の実績(2002年以降)

表1
表1【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 まず表1は、新潟2歳ステークスが芝1600m戦になった2002年以降の優勝馬について、その後の主な実績をまとめたものだ。後に中央競馬のG1を制した馬は、04年のマイネルレコルト、08年のセイウンワンダー、そして13年のハープスターの3頭。共通するのは、いずれも新潟2歳ステークスと同じ、芝1600mでG1勝ちを飾っていることだ。


 その他の活躍馬を見ても、昨年の優勝馬・ケイデンスコール(NHKマイルC2着)など、マイル戦で結果を残した馬が多いのが特徴だ。距離が1600mに延長された当初は「2歳のこの時期としては長めの距離」で、後々は中距離も視野に入れたレースという印象だったが、近年の優勝馬はNHKマイルCを中心としたマイル路線が活躍の場。同レースのほか、朝日杯FSや阪神JF、そして牝馬であれば桜花賞あたりが大目標になりそうなのが、新潟2歳ステークスの優勝馬だ。

小倉2歳ステークス優勝馬の、その後の実績(2002年以降)

表2
表2【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 続いて表2は、小倉2歳ステークスの優勝馬について、新潟と同じ2002年以降について調べたものである。以前の本競走はあまり後々の大レースには繋がらず、まさに「夏の小倉2歳王者決定戦」だったが、この期間の優勝馬では、新潟2歳ステークスと同じく3頭が後に中央競馬のG1を制している。ただ、ダートのフェブラリーSを勝ったメイショウボーラー、同距離のスプリンターズSを制したアストンマーチャン、そして桜花賞馬・レーヌミノルと、その内訳は新潟2歳ステークスの3頭と比べると多彩だ。


 また、メイショウボーラーの皐月賞3着や、ファンタジストのスプリングS2着なども含め、1200mを超える距離の重賞で結果を出した馬が多く揃っている。さすがに1600m以下が中心にはなるものの、同時期に1600mの新潟2歳ステークスや、1800mの札幌2歳ステークス(同時期に定着したのは12年以降)があるからといって、純然たるスプリンターばかりが勝っているわけではない。逆に言えば、新潟2歳ステークスの優勝馬と同じく、マイルG1を狙える可能性も十分にありそうだ。もちろん、同距離・1200mのスプリンターズSや高松宮記念も、成長力さえ見せられればターゲットになるだろう。

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