王者ねじ伏せたジャパン一躍3歳トップに シュヴァルグラン長所生かせず英国際8着

JRA-VAN

ジャパンの次走はディアドラも参戦の愛チャンピオンSか

 ジャパンのR.ムーア騎手は、これまでのクリスタルオーシャンのキャリア(16戦)のうち7戦の鞍上にいて先を行く本命馬の泣き所がわかっていた。ドイル騎手の仕掛けに反応して相手を一頭に絞ったシンプルな競馬も好結果につながった。
 
 今シーズンが始まるまでは2歳王者トゥーダーンホット(故障で引退)に次ぐ英ダービーの2番人気に支持されていたジャパン。G1英ダービーで3着した後に重賞を連勝(G2キングエドワード7世ステークスとG1パリ大賞)するも相手に恵まれた印象があって、ここは古馬に胸を借りる立場だったが、王者をねじ伏せての堂々たる勝利はジャパンを3歳世代のトップに押し上げた。次走候補にはディアドラも参戦を予定する9月14日のG1アイリッシュチャンピオンステークス(レパーズタウン競馬場、芝2000m)が挙げられていて、その後はG1凱旋門賞に参戦の可能性もある。

友道調教師「もう少しペースが流れてほしかった」

8着に終わったシュヴァルグラン 【Photo by Satoshi Hiramatsu】

 シュヴァルグランの友道康夫調教師は「ポジションが予定よりもちょっと後ろになってしまって、もう少しペースが流れてほしかったのですが、ヨーイドンの競馬になってしまい、長所である長くいい脚が使えなかった」とレースを振り返った。

(サラブレッドインフォメーションシステム 奥野 庸介)

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