小椋久美子が五輪レースの鍵を徹底解説「女子ダブルスはファイナルズの出場権が…」
女子ダブルスの第一人者として日本を引っ張った小椋久美子さんが、世界選手権の展望を語った 【写真:佐藤博之】
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“3強”の争いと思われがちですが……
3強の争いだと思われがちですけど、4番手の米元小春/田中志穂(北都銀行)も世界ランク8位です。上位の3組と同じ日本A代表で、実力も差がありません。気持ちの面や負傷の影響もあって、少しパフォーマンスが落ちていましたが、8月4日に優勝したタイオープン(スーパー500)の試合を見たときに、吹っ切れたかなという感じがあり、4組の争いは、まったく分からなくなってきました。だからこそ、世界選手権は、1つの分岐点だと思います。
――世界選手権は、五輪レースのポイント設定が最も高いですが、代表争いにどのような影響を与えますか。
世界選手権で優勝すると「BWF(世界バドミントン連盟)ワールドツアーファイナルズ」(2019年に参加したBWFワールドツアー各大会の獲得ポイントの総計でランクを決め、各種目の成績上位8人、8組が出場できる大会)の出場権を獲得できるのですが、特に女子ダブルスにおいては、これが一番大きいです。
主な世界大会での獲得ポイント 【画像:スポーツナビ】
――「BWFワールドツアーファイナルズ」は、世界選手権の次に大きいBWFワールドツアースーパー1000と同等のポイントが設定されていて、同じ国から最大2組しか出場できません。出場できなかったペアと差をつける機会になりますね。
そうです。この大会に出場するために、日本の選手は、すごく苦しいスケジュールで動いています。日本A代表としては派遣されなかった、五輪レース開幕戦のニュージーランドオープン(スーパー300)に各ペアが自主参加したのは、少しでもポイントを加算しておきたいからです。でも、世界選手権で優勝すれば、優先的に出場権が与えられます。昨年は、ツアーポイントで高橋/松友が1位、福島/廣田が2位。松本/永原は3位でしたが、世界選手権の優勝で出場権を獲得。結果的に、福島/廣田が出場できませんでした。
――世界選手権の組み合わせは、どのような感想を持っていますか。
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