関屋記念は前走からの斤量増減に着目! 過去10年データから馬券の狙い所を探る
中京記念組の前走人気別成績(過去10年)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
なお、この組で前走6番人気以下からは1頭も3着以内に入っておらず、不振傾向にある。
関屋記念の馬体重別成績(過去10年)
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
関屋記念の前走からの斤量増減別成績(過去10年)
表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
斤量増減なしの馬は10年レッツゴーキリシマの1勝のみで、2着が8回と多い。1着候補は斤量減の馬、2・3着候補に増減なしと斤量減の馬を据えるのがレース傾向に沿った狙い目といえるだろう。なお、斤量増の馬は2着1回のみと苦戦傾向にある。
結論
表7 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
これまでのデータからまず推奨したいのが、前走NHKマイルC2着のケイデンスコール。前走を含めて左回りのマイル戦ではすべて連対しており、昨夏の新潟2歳Sも勝利している。3歳馬は昨年優勝しており、斤量4キロ減も傾向から有利。1着候補に挙げておきたい。
前走中京記念組からは前走4番人気だった牝馬ミエノサクシードを取り上げる。中京記念では3歳馬が1、2着を占める中、中団から勝ち馬とは0秒1差の4着まで差してきた。新潟芝マイルでは未勝利戦を制しており、長い直線は合う。前走と同斤量ということで勝ち切れないケースはあるかもしれないが、馬券圏内に好走する可能性は十分だろう。
ルメール騎手騎乗で人気を集めそうなミッキーグローリーは昨年のマイルCS以来となる長期休養明けで仕上がりが不安。前走エプソムCで逃げて2着と好走したサラキアは、成績が良い4歳馬、かつ牝馬ということで連下候補としたい。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。