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新時代も名門校や伝統校が優勝争いの軸
2019年インハイバレー【女子展望】

シニアに選出された宮部擁する金蘭会も有力候補

シニア日本代表にも登録された宮部愛芽世擁する金蘭会も有力な優勝候補
シニア日本代表にも登録された宮部愛芽世擁する金蘭会も有力な優勝候補【写真:西村尚己/アフロスポーツ】

 歴史は浅いが今年1月の春高バレーで2連覇を達成するなど、高校バレーボール界でトップに君臨するのが金蘭会(大阪/7年連続8回目)。ここ数年は、日本代表のアンダーエイジカテゴリー経験者がズラリと顔をそろえる。その筆頭は、今年度のシニア日本代表にも登録された宮部愛芽世。1年生の時からレギュラーとしてプレーし、全国制覇を経験してきた宮部がエース、そしてキャプテンとして集大成を飾るべく、全国の舞台に挑む。また高校生世代ではナンバーワンリベロの呼び声高い西崎愛菜や、安定感抜群の川上良江らは順調な仕上がり、1年生の長身選手・吉武美佳もポテンシャルの高さを垣間見せており、チーム全体を見ても地力がある印象だ。


 だが、今年の全国私学大会決勝では京都橘に敗れ、連覇が5でストップするなど、まだまだ未完成な部分も。インターハイ直前まで宮部が女子U20日本代表の活動で抜けることもあり、周りのメンバーのさらなる奮起が鍵を握るだろう。

前年度女王も上位進出をうかがう

下北沢成徳は下級生時からコートに立ってきた宮地が チームを引っ張る
下北沢成徳は下級生時からコートに立ってきた宮地が チームを引っ張る【写真提供:月刊バレーボール】

 京都橘、東九州龍谷、金蘭会が優勝候補に挙げられるが、もちろんこれまで多くの実績を持つ学校も、上位に入る力は十分ある。


 インターハイの前年度女王である下北沢成徳(東京/4年連続19回目)はチーム力の水準が比較的高い印象。高校2冠(インターハイ、国体)を遂げた昨年度の3年生たちが卒業し、レギュラー陣の顔ぶれがガラリと変わったが、それでも全国私学大会ではベスト8入り、インターハイ都予選も1位通過を果たした。下級生時からコートに立ってきた宮地佳乃が中心となってチームを引っ張る。


 節目の40回目の出場となる古川学園(宮城/15年連続)も下北沢成徳と同様に、昨年度の主力メンバーが卒業。経験値の浅い選手が並ぶが、伸びしろは十分。上沢沙織や留学生のバルデス・メリーサら長身選手が軸となり勝機をたぐり寄せる。


 また、16年度にインターハイでベスト4、春高バレーで準優勝と古豪復活を印象づけた就実(岡山/6年連続44回目)も目を向けたいところ。今年1月の春高バレーでは下級生中心のチームでありながら、古川学園を下したことからも、地力の高さがうかがえる。1年生時からレギュラー入りを果たしてきた岡?凜華や大山遼らが高校生活ラストイヤーを飾る可能性は決して低くはない。

初出場のチームが多く、顔ぶれに変化

 大会の見どころはそれだけではない。全国大会出場に思いを馳せているであろうチームの姿が、例年以上に多く見られる。日立二(茨城/31年ぶり2回目)、高崎女(38年ぶり3回目)は久しぶりの出場。また一関一(岩手)、星槎国際湘南、三浦学苑(ともに神奈川)、奈良文化(奈良)、徳山商工(山口)、高知(高知)が初出場となる。彼女たちにとっては、これまでとは違う夏になること間違いなし。念願の舞台で、存分に力を発揮してほしいところだ。


 最後に、開催地である宮崎県からは、県予選を制した都城商(5年ぶり7回目)、開催地枠の第2代表として延岡学園(9年ぶり15回目)が出場する。選手たちにとってインターハイの舞台はまだ踏んだことがない、いわば初めての舞台。コンビバレーとムードの良さで戦う都城商、長身選手が並ぶ延岡学園は地元の大声援を力に変えて、大会に挑む。


 こうした出場チームの顔ぶれに変化が見られる点は、新たな時代に突入したことの表れといえるだろうか。令和最初の夏、コート上で彼女たちがどのような姿を見せてくれるか、注目だ。

月刊バレーボール

1947年創刊。バレーボールの専門誌として、その黎明期から今日まで、日本のバレーボールを取り上げ、その報道内容は、全日本、Vリーグはもちろん、小・中・高・大学生、ママさんまで、多岐に渡る。

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