サマーマイル開幕戦・中京記念データ予想 プリモシーン最有力も相手は横一線

JRA-VANデータラボ

激戦が予想されるハンデ重賞

 今週日曜日、中京競馬場のメインは中京記念。サマーマイルシリーズの開幕戦であり、激戦が予想されるハンデ重賞だ。現在の条件で行われるようになった2012年以降のデータを分析し、いつものようにレースの傾向などを分析していくことにする。データの集計・分析はJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

中京記念の上位3頭の成績(2012年以降)

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 まずは過去7年の中京記念で3着以内に好走した馬を見ていこう(表1参照)。昨年は1番人気のグレーターロンドンが優勝。2着は5番人気のロジクライで、3着は4番人気のリライアブルエースだった。馬連は2430円の配当だったが、例年に比べれば穏やかな決着だった。1番人気の好走はまだ2回目。一方、二けた人気馬の好走回数の方が多く、難解なレースになりやすい

 好走馬の性別を見ると、21頭中牡馬は19頭で、牝馬は2頭。芝短距離のサマースプリントシリーズに比べると、牝馬の好走数は少ない印象だ。

 また、好走馬のハンデは56キロ(牝馬は54キロ)以上がかなりの割合を占める。これは大きな特徴と言えるだろう。

中京記念出走馬(牡馬・セン馬)のハンデ別成績(2012年以降)

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2は中京記念出走馬(牡馬・セン馬)のハンデ別成績(2012年以降)。56キロの出走馬が最も多く、そして6頭の好走馬を出している。ただし、勝ち馬は出ていない。優勝馬はハンデ56.5〜58キロから出ている。ハンデ55キロ以下からは3頭の好走馬が出ているが、好走率は低い。つまり、ハンデをある程度背負わされる実績馬の方が強く、そうでない馬はやや苦しい傾向だ。

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