松木×亀田×ボートレーサー スペシャル対談
VOL.2  おすすめできない!? 亀田家独特のトレーニング

提供:BOATRACE

自衛隊仕込みの下半身の強さ

飯山選手(左)、片岡選手ともにレーサーとしての下半身の重要性を語った
飯山選手(左)、片岡選手ともにレーサーとしての下半身の重要性を語った【スポーツナビ】

――では、続いて片岡選手のおすすめの練習法をお願いします。


片岡 僕はボートに乗るときはバランスで乗ると思っていてですね、パワーの筋肉はあまりいらないなと思っているんです。直線はこうして立って旋回するんですけど、その時に速い方の筋肉が欲しいなということで、腹筋50回をだらだらするのではなくて、速い腹筋運動10回を5セットとか、そういう構成でやるようにしています。走るにしても、さっき言われたように、ダッシュ系の練習をしておいたほうがいいかなとは思っているんです。


――長い距離ではなくて?


片岡 はい。僕は高校卒業したあと、自衛隊に2年ちょっといたんです。ボートは膝とか痛める選手がいるんですけれど、僕は自衛隊で銃とか重たいリュックを持ったりとかして行進していたので(笑)、足腰はしっかりしてて、故障はしにくい方かなとは思っています。


松木 自衛隊で資格は何か取られているんですか?


片岡 自衛隊の中だけで使えるヘリコプターの整備士免許を取りました。


――ヘリコプターはプロペラが回りますけれど、ボートも両方プロペラですもんね。そのあたりもつながっているんですか?


片岡 つながっ……てますかね。はい(笑)


飯山 本当に?


(一同笑)


片岡 対・空気と対・水なんですけれども(笑)

9キロの砂袋に鉄下駄をはいていた学生時代

現役時代の泥臭いトレーニングを紹介してくれた松木さん
現役時代の泥臭いトレーニングを紹介してくれた松木さん【スポーツナビ】

――では、最後に松木さん。お願いします。


松木 僕の場合は亀田さんがおっしゃったように、今思うとあまりやらないほうがいいんじゃないかなというトレーニングばかりやっていたので、僕も。


――そうなんですか。


松木 僕はなんせ今みたいに科学的なトレーニング云々という時代じゃないですから。情報もないですし、だから自分で色んな事を模索するわけですよ。例えばヨーロッパではこんな練習をしていた、ブラジルではこんな練習をしていたと言うと、すぐに「こんなことやろうか」と言って自分なりにやっていたわけですよ。その中で僕は体は小さいし、ディフェンダーですから、相手は必ず僕のところにでかいヤツを当ててくるわけですよね。それはそうですよね。とにかく僕はジャンプ力とか、ぶつかる力とか、あとはとにかく5メートルとか10メートルのバンッ!ていう瞬発力。ここだけは負けちゃいけないというので、中学の後半くらいからですね、ベストに砂袋を入れてプラス9キロでヘディングの練習。あとはミニゲーム、それとトレーニングが終わった後、個人でそれを着て、いつもトレーニングしていました。それで鉄下駄が流行っている頃で、鉄下駄をはいて毎日歩く。自分との戦いですよ。腰痛になる可能性もあるし、重いもの着ていますから。足腰を鍛える上では、すごく本当に馬鹿みたいにやりましたね。


――ということで、この時間はお勧めしたい練習法についてお伺いしました。ありがとうございました。


(一同) ありがとうございました。


<第3回に続く>


■松木安太郎プロフィール

1957年11月28日生まれ、東京都出身。小学生で読売サッカークラブへ入部。16歳で同トップチームに最年少選手登録され、右サイドバックとして活躍。日本代表としても、メキシコ・W杯予選などに出場した。1990年の現役引退後は指導者を経て、現在はサッカー解説者としてメディアで活躍中。


■亀田興毅プロフィール

1986年11月17日生まれ、大阪府出身。亀田三兄弟の長男として、2003年にプロボクシングデビューし、2006年にWBA世界ライトフライ級王座を獲得。その後、2009年にWBCフライ級世界王者、2010年にもWBA世界バンタム級王座を獲得し、日本人選手としては初となる世界3階級制覇を達成した。


■飯山泰プロフィール

1978年2月23日生まれ、長野県出身。1997年に多摩川でデビューし、1998年に桐生での「第28回内外タイムス杯争奪」で初勝利。2006年には桐生での「SG第52回モーターボート記念競走」にSG初出場し、SG初勝利も挙げた。2012年には通算1000勝も達成している。


■片岡雅裕プロフィール

1986年2月11日生まれ、高知県出身。2007年に丸亀でデビューし、2008年に宮島での「第1回日本トーター賞」で初勝利。2017年にびわこでの「開設65周年記念」でGI初優勝。2018年に芦屋での「第21回競艇王チャレンジカップ競走」でSG初優出も果たしている。

構成:スポーツナビ

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