美しき蹴女・松井優茄が語る観戦ポイント テコンドーの醍醐味は華麗な足技の応酬
女子49キロ級の有力選手である松井優茄がテコンドー観戦の魅力を語った 【写真:C-NAPS編集部】
そんなテコンドー界において“宙を舞う煌びやかな蝶”を連想させる美人格闘家がいる。その名は松井優茄(ムジャキフーズ)。モデルのようなルックスの持ち主ながら、“蜂のような鋭い蹴り”を武器に全日本選手権大会で2度の優勝を果たした実力者だ。競技の醍醐味を「誰が見てもすごいと思う足技」と語る松井に、2020年東京五輪におけるテコンドーの観戦ポイントを聞いた。
空手との違いは? 知っておきたいテコンドーの基礎
何といってもテコンドーの最大の醍醐味は、上段蹴りや回転蹴りなどの華麗な足技。初めてテコンドーを観戦する人なら誰もが多彩な蹴り技の応酬に驚くんじゃないかと思います。蹴りの高さやひねりなどにも注目してみてください。キックボクシングや空手など蹴りで戦う他のスポーツとも違う“曲芸的なキック”が見られるはずです。
テコンドーの魅力はやはりその華麗な足技。他の競技にはない曲芸的なキックは必見 【Getty Images】
ポイントでリードしていたとしても、反則が10点に達するとその時点で負けが確定する、というルールもあります。顔面へのパンチや競技コートから外に出ることなどが主な反則です。試合終盤で負けていて相手の反則が8、9点だった場合などは、積極的に前に出て相手にプレッシャーをかけて場外に追い込んでいくのは有効的な作戦なんです。他にもボクシングなどのように一発KOがあるなど、さまざまな要素で形勢逆転が狙えるので、テコンドーの試合は最後まで目が離せません。