悲願校
近年のOBプロ野球選手は7人!
つくば秀英、育成得意なユニーク悲願校

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2010年夏、阪神・大山悠輔(左)、オリックス・塚原頌平を擁しながらも初戦敗退
2010年夏、阪神・大山悠輔(左)、オリックス・塚原頌平を擁しながらも初戦敗退【写真:日刊スポーツ/アフロ】

 甲子園で勝つことだけが、高校野球の価値ではない。将来、日本、いや世界で活躍する人材を育成するのもまた高校野球の大切な役目である。その観点で注目したいのが「プロ野球選手は数多く輩出しているのに、甲子園出場はない」というタイプの悲願校。それを地で行くチームが茨城県にあった。つくば秀英。プロへの人材輩出という点では全国屈指の悲願校である。

弱くはないが、特別強いわけでもない…

 悲願校にはいろいろなタイプがあると前述したが、ここで紹介する高校は、「ユニーク悲願校」の典型タイプである。どんな点がユニークなのか? まずは以下の試合結果を見てほしい。


2018年秋 2回戦 ●1対8 水城

2018年夏 3回戦 ●8対9 下館工

2018年春 3回戦 ●0対7 明秀日立

2017年秋 2回戦 ●2対4 水城

2017年夏 4回戦 ●0対10 霞ヶ浦

2017年春 1回戦 ●1対8 霞ヶ浦

2016年秋 準々決勝 ●1対6 水城

2016年夏 2回戦 ●2対4 常磐大高

2016年春 地区予選敗退

2015年秋 1回戦 ●1対2 石岡一


 これは茨城県にある、つくば秀英という高校の、秋春夏の各県大会、直近10大会の成績である。本書で取り上げるのは「甲子園出場の一歩手前で何度も敗退」「秋春は強いのに甲子園がかかる夏になると弱い」「都道府県内では実績のある高校なのに、なぜか甲子園と縁がない」といった高校。しかし、つくば秀英の戦績は、ご覧のとおり、弱いわけではないだろうが、特別、強いというわけでもない。

田澤健一郎

1975年生まれ、山形県出身。高校時代は山形県の鶴岡東(当時は鶴商学園)で、ブルペン捕手や三塁コーチャーを務める。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの編集者・ライターに。野球などのスポーツ、住宅、歴史などのジャンルを中心に活動中。共著に『永遠の一球 〜甲子園優勝投手のその後』(河出書房新社)など。

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