悲願校
30年近く上位常連も甲子園にいまだ届かず
横浜創学館が神奈川で戦ってきた意義

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甲子園には届かないが、「本気の中堅校」横浜創学館の野球界への貢献は大きい
甲子園には届かないが、「本気の中堅校」横浜創学館の野球界への貢献は大きい【写真:日刊スポーツ/アフロ】

 悲願校は、見方を変えると、都道府県内の勢力図において中堅校、2番手グループ、といったポジションに位置する高校ともいえる。特に出場校も多く、レベルも高い激戦区ともなれば、他の都道府県ならとっくに甲子園出場を果たしてもおかしくないような高校が、甲子園に届かないまま年月を重ねている例もある。そんな「中堅」悲願校が果たしてきた役割とは?

秋山翔吾、望月惇志らを輩出

「神奈川を制する者は全国を制す」とは高校球界で昔からささやかれていた言葉である。2018年夏の大会参加校は186校。学校統合の影響などにより200校は割ったが、それでも全国屈指であり、その「中身」も豪華だ。


 言わずとしれた横浜、東海大相模の二大巨頭に、桐蔭学園、日大藤沢、慶應義塾といったおなじみの強豪校。そこに、桐光学園、平塚学園、横浜隼人といった1990年代後半以降に存在感を増した私立が絡む全国屈指の激戦区。伏兵、公立の実力校も多種多彩。かつての「神奈川勢の夏の甲子園優勝10年周期」説は崩れてしまったが、それでも全国優勝から長期間遠ざかることはなく、地方大会の盛り上がりもすさまじい。


 そんな高校野球大国・神奈川県の悲願校といえば、多くの高校野球ファンは、横浜創学館の名を挙げるだろう。

田澤健一郎

1975年生まれ、山形県出身。高校時代は山形県の鶴岡東(当時は鶴商学園)で、ブルペン捕手や三塁コーチャーを務める。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの編集者・ライターに。野球などのスポーツ、住宅、歴史などのジャンルを中心に活動中。共著に『永遠の一球 〜甲子園優勝投手のその後』(河出書房新社)など。

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