飛躍を誓う3歳馬が出陣! ラジオNIKKEI賞をデータ攻略

JRA-VANデータラボ

昨年2着フィエールマンが菊花賞を勝利

 2013年以降、3歳重賞のラジオNIKKEI賞は夏の福島の開幕週に行なわれるようになった。昨年は2着に入ったフィエールマンが菊花賞を勝利。今年も秋の飛躍につながる馬が現れることを楽しみにしつつ、データによるレース攻略を目指したい。集計期間は、現行の日程となった13年以降の過去6年分。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表1は人気別成績。過去6年の1着馬は、1番人気と2番人気が各2頭、5番人気と8番人気が各1頭という内訳となっている。もっとも人気がなかった13年1着のケイアイチョウサンでも単勝オッズは22.8倍で、現行の日程となった13年以降、極端な人気薄が勝った例はない。そのケイアイチョウサンを含む8、9番人気から計5頭が好走しており、穴ならこのあたりに狙いをつけると面白いのではないか。

枠番別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2は枠番別成績。2枠の好走率が突出して高く、これは狙ってみる価値がありそうだ。一方、7、8枠は合わせて【1.0.1.22】、勝率4.2%、複勝率8.3%、単勝回収率18%。複勝回収率21%と外枠不利の傾向は否めない。もちろん7、8枠に人気薄ばかりが入ったわけではなく、1〜3番人気に限っても【1.0.0.7】と苦戦。唯一の好走馬は17年1着のセダブリランテスで、この年は12頭立てと頭数が少なく、外枠の不利が緩和された部分はありそうだ。

ハンデ別成績(牡馬のみ)

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3はハンデ別成績。なお、牝馬の好走例は1頭しかないため(16年2着ダイワドレッサー・53キロ)、ここでは牡馬だけを対象とした。目を引くのは、過去6年で4勝を挙げた54キロと、勝ち馬は出ていないが連対率42.9%の55キロ。56キロ以上でも勝ち馬2頭は出ているが、合算して【2.0.1.13】、勝率12.5%、複勝率18.8%、単勝回収率43%、複勝回収率40%と、54キロや55キロに比べてやや見劣る。また、52キロ以下の好走例はなく、軽ハンデは結果につながっていない。

出走間隔別成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は前走からの出走間隔別成績。まず、連闘や中1週は好走例がなく、中2週も連対なしと、詰まった間隔は結果が出ていない。また、中9週以上も16頭で2着1回のみと、間隔が開いても苦戦の傾向となっている。好走馬の大半は中3週および中4〜8週で出走しており、適度な間隔で出走してきた馬を狙っていくとよさそうだ。

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