記憶に残る“個性派フォーム”の選手たち 日米で活躍した2人が投打の1位に
日米で「トルネード旋風」を巻き起こした野茂の独特なフォーム。野球少年の多くがそのフォームをまねた 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
投手部門1位はやはり“トルネード”
身長188センチ、体重99.8キロという大型エンジン。大きく振りかぶりながら自らの背番号が完全に打者に見えるまで体をひねり、そこから竜巻のように、遠心力を使いながら一気に力を解放する。ボールに伝わるパワーに加えて、リリースポイントが見えにくく、タイミングを取りづらいという利点もあり、ストレートとフォークのほぼ2種類の球種で打者を圧倒。日本では1シーズン287奪三振を記録するなど1051と1/3イニングで、イニング数を上回る1204奪三振。メジャーでは1976と1/3イニングを投げて計1918個の三振を奪い、2度のノーヒットノーランも記録した。パイオニアとして強烈な印象を残し、今回のアンケートでも全体の41.04%に上る6536票を集めた。
※リンク先は外部サイトの場合があります
2位、3位はロッテ勢に
以下、3位には2631票(16.52%)で「サブマリン」の渡辺俊介(元千葉ロッテ)が入り、4位には2331票(14.64%)で、50歳まで現役生活を全うした山本昌(元中日)、5位には近鉄時代の独特の2段モーションが特徴的だった岩隈久志(巨人)が1849票(11.61%)を集めてランクイン。その他、山内泰幸(元広島)の「UFO投法」、多田野数人(元日本ハム)の「ガチョーン投法」など、ユニークなネーミングが付けられた投球フォームが人気で、他には和田毅(福岡ソフトバンク)、高梨雄平(東北楽天)、星野伸之(元オリックスほか)、石井一久(元ヤクルトほか)など左腕たちにも票が集まった。