桜花賞馬不在のオークスはどうなる? 過去データから馬券の狙いどころを分析
今年は桜花賞馬のグランアレグリアが不在
オークスの人気別成績(過去10年)
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
以下、3番人気馬が2勝、5・7・9番人気馬が1勝ずつ。9番人気馬の勝利は13年メイショウマンボ。2着馬は8番人気以内、3着馬も9番人気以内にすべておさまっており、10番人気以下の激走はなかった。特に近5年の3着以内馬はすべて上位6番人気以内で、堅めの決着が続いている。
オークスの脚質別・上がり3F順位別成績(過去10年)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
上がり3ハロン順位別では、上がり1位の馬が昨年のアーモンドアイら7勝。勝率・連対率・複勝率いずれも非常に高い。馬券圏外だったのは一昨年ディアドラの4着だけで、「どの馬が上がり最速をマークできるか」と探すことがオークス攻略の大きなポイントだ。上がり2位は好走率が下がるものの、上がり3位は連対率・複勝率ともに高い。上がり上位の脚を使える馬が好走しやすい一戦だ。
オークスのキャリア別成績(過去10年)
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
オークスの前走レース別成績(過去10年)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
桜花賞組に勝ち星で続くのが忘れな草賞組で11年エリンコート、15年ミッキークイーンと2勝をあげている。エリンコートは前走を含めて2連勝中。ミッキークイーンは2走前のクイーンCでタイム差なしの2着に入り、前走を勝ってオークスへと臨んでいた。勢いがある忘れな草賞勝ち馬の一発には注意しておきたい。
トライアルのフローラS組は10年サンテミリオンの1勝のみだが、2・3着が4回ずつと多く、複勝率では桜花賞組に迫っている。なお、スイートピーS組からは3着以内馬が出ておらず、不振傾向にある。