穴党注目、京王杯SCは今年も波乱か? 高配当運ぶタイプをデータで抽出

JRA-VANデータラボ
 今週は土曜に京王杯スプリングC、日曜にはヴィクトリアマイルと、平地2重賞はともに東京競馬場を舞台として行われる。どちらも波乱が多いレースで、特に穴党の方にとっては非常に楽しみな両レースだ。今回は、まず京王杯スプリングCから過去の傾向を見てみよう。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去10年、1番人気は【1.0.0.9】で2013年の優勝馬・ダイワマッジョーレ以外はすべて4着以下に敗退している。そのダイワマッジョーレも単勝配当は470円と1番人気にしては高い部類で、単勝4倍を切る支持を受けた馬は【0.0.0.6】に終わっている。対して2〜5番人気はいずれも複勝回収率90%以上を記録し、特に2番人気は複勝率70.0%、複勝回収率136%の好成績。過去5年にかぎれば【1.2.2.0】と馬券圏内を外していない。

 その他では7番人気が複勝率40.0%、過去5年では【0.2.2.1】の好結果を出している。また、2桁人気馬も過去10年で5頭が好走しているが、単勝オッズ65倍以上だった馬は全体で【0.0.0.37】。穴馬は人気順だけではなく、単勝オッズも参考にして見極めたい。

性齢別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 牡・セン馬の年齢別では、5歳馬が最多の好走馬10頭を輩出し、複勝率も25.0%でトップ。一方、4歳馬は連対率4.9%、複勝率14.6%にとどまり、ベテラン馬にもチャンスがあるレースだ。5番人気以内の馬にかぎった成績を見ても、4歳馬はやや劣勢である。なお、牝馬は14頭出走し、馬券に絡んだのは2010年の優勝馬・サンクスノート(5歳)1頭のみに終わっている。

枠番別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 枠番別では、7枠が最多の4勝をマークし、隣の6枠も好走馬5頭を輩出。その6、7枠を含む5〜8枠は計【8.7.2.73】。1〜4枠は【2.3.8.62】と、好走しても3着止まりが多い。特に6番人気以下の穴馬は、連対した7頭中6頭が5〜8枠だった。

馬体重増減別成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 1着候補の選定には、前走からの馬体重増減も押さえておきたいポイントになる。マイナス体重で出走した馬は【1.8.5.72】と2〜3着こそ多いものの、優勝したのは2016年のサトノアラジン1頭だけ。同馬は前走比マイナス8キロでも526キロという大型馬だった。

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