連載:「それぞれに、球春。」スペシャルインタビュー

名物売り子が語るマリーンズの魅力とは 「一番の思い出は2005年の…」

構成:スポーツナビ
 スポナビ野球速報アプリでは、今年も野球シーズンの到来を祝うべく、CMを制作しました。

「それぞれに、球春。」というテーマで、春を迎える野球関係者のインタビューによって構成されています。

 そのCM映像には収まり切らなかった、インタビューの全編を特別に公開します。

 第3回は千葉ロッテの本拠地であるZOZOマリンスタジアムで、1995年から24年にわたってコーラの売り子を務めている、近藤晃弘さんの思いをお届けします。

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この仕事を始めたきっかけは?

【画像:スポーツナビ】

 95年に、主にパンやお菓子を作っている川島屋という会社で正社員として働いていた時、ヘルプとして球場での売り子を務めたのがきっかけでした。一度会社はやめたのですが、製菓学校に通いながら売り子の仕事は続けていて、ずっとやっているうちにこちらが本業になりました。

 今では公式戦はほぼ毎試合勤務しているので、オープン戦からクライマックスシリーズなどに出た時などを含めると、年間100試合近く働いています。デーゲームの日は10時頃、ナイトゲームだと16時くらいには球場に着いて、準備を始めています。遅い時には22時過ぎまで試合をしているので、帰る頃には日付が変わっていることもありますね。

 仕事に関して気を使っている点ですが、仕事がある前の日には、お酒はほとんど飲まないようにしています。あまり飲んでしまうと、声の出が悪くなるので。球場で自分の声が響くと、最初は緊張していましたが、今では気持ちよく感じますし、何か肩の力が抜ける感じがしますね。

ロッテの魅力はやっぱり……

 子どものころはサッカー選手か料理人になりたいと思っていたのですが、この仕事を始めてロッテが好きになり、そこから野球にハマっていきました(笑)。

 やっぱり好きなところは応援のかっこよさです。勝っている時はもちろん、負けている時もすごく熱い応援ですし、あれを聞くと興奮します。球場内を周っていて、好きなエリアは一塁側とライトスタンド。常連の方に「頑張って!」と声をかけられた時が一番うれしいですし、同じロッテファンがこれだけいると思うと、すごくテンションが上がりますね!

 この仕事をやっていて思い出に残っていることは、2005年に26−0で勝った試合ですね(3月27日、開幕2戦目の東北楽天戦)。この年や10年に日本一になった時もやっぱりうれしかったですが、一番印象に残っているのはあの試合です。

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