前ソフトB城所龍磨が引退して思うこと
「今は“キドコロワクワク中”です!」

 スポナビ 野球速報アプリでは、今年も野球シーズンの到来を祝うべく、CMを制作しました。


「それぞれに、球春。」というテーマで、春を迎える野球関係者のインタビューによって構成されています。


 そのCM映像には収まり切らなかった、インタビューの全編を特別に公開します。


 第1回は福岡ソフトバンクひと筋15年、名外野手として昨季までプレー。今季からは球団傘下の少年野球チームの指導者として第2の人生を始めた、城所龍磨氏の思いをお届けします。

今の近況は?

【画像:スポーツナビ】

 昨季限りで現役を引退しました。今はソフトバンクの球団職員として、子どもたちに野球を教えています。


 スクール生のツアーに同行する形で春季キャンプを見に行ったのですが、「見てるだけ」のキャンプはすごく違和感がありました。1月までは選手に同行して自主トレを手伝わせてもらったりしていたので、そのままキャンプに行くんじゃないかという感覚で。やっぱり、もう少しやりたかったなあという感覚が、ちょっと湧いてきました。


 スクールでは軟式、硬式どちらも教えています。今までは教えられる側でしたが、その教えを自分の中でしっかりかみ砕いて、子どもたちに向き合いたいです。僕の中ではその子がどうなりたいかを自分の口で言ってもらって、こちらが手助けをする形を取りたいですね。あとは、本当にうまくなった喜びを味わわせてあげたい。うまくなったら、もっと野球が好きになるし、練習も自発的にやる。その「いいサイクル」を作ってあげたいです。

現役時代の思い出

 現役時代は15年間プレーさせてもらいました。今振り返ると、2016年の交流戦最終戦は思い出深いですね。勝ったら交流戦優勝が決まる試合で、プロ入り初となる満塁ホームランを打ったのですが、それが本当に気持ち良かったです。甲子園球場で、9割5分は阪神ファンというアウェーの中で静まり返ったのがすごく印象的で……。


 あの時はスタメンで出ることを自分で勝ち取った時期だったので、本当に楽しかった。その前はレギュラーではなく、出られる保証がない中でずっとやってきて、やっと地に足をつけられたので、余計なことは本当に考えていなかった。そういう状態は強いんだなと確認できた瞬間でしたね。


 引退については、家族が僕の意思を本当に尊重してくれました。多分、僕が家族のことを一番に考えて決断することを妻も分かっていたので、自分でケジメをつけて。もう少し待ちたい気持ちもありましたし、2月のキャンプ終わりまで待つ選択肢もありましたが、やっぱり家族のことを思うと、決断することにしました。


 今は家族との時間を大切にしています。スクールが夜なので、時間がずれてしまうこともありますが、子どもと会える時間は一緒に朝ごはんを食べて幼稚園に送り出すようにしています。

構成:スポーツナビ

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