センバツ、21世紀枠の出場校を大分析 石岡一の147キロ右腕はプロ注目
(選手の学年は新学年)
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石岡一は好投手2枚そろう
初出場となる石岡一。エースの岩本大地は最速147キロを誇る注目の右腕だ 【写真は共同】
昨秋の茨城県大会は明秀日立、土浦日大と、春夏の甲子園出場校を破ったが、準決勝で藤代に延長13回タイブレークでサヨナラ負け。あと一歩で関東大会出場を逃し、最終公式戦日が9月26日と、今大会出場校の中で唯一、9月に秋が終わってしまった。
ただ、エース・岩本大地(3年)は土浦日大戦で12個、藤代戦では16個の三振を奪った。公式戦全体で28回2/3を投げ、奪三振率が11.30と高い。自己最速は147キロで、プロも注目する右腕だ。同じ農業系の高校で昨夏の甲子園を沸かせた、金足農の吉田輝星(現・北海道日本ハム)から大きな刺激を受けたという。
秋季大会の前半で先発することが多かった小松崎駿(2年)は、15回2/3と投球回数こそ少ないものの、防御率0.57の数字を残した。今大会出場校の主力投手(対象はチームの総投球回数の30%以上、もしくは投球回数25以上)の中では2番目に良い。岩本に注目が集まるが、下級生の右腕も今後の成長が楽しみだ。
打線はチーム打率が3割1分2厘。5番・武田翼(3年)が4割1分2厘、6番・中山颯太(2年)は4割4分4厘、8番・塚本圭一郎(2年)は4割1分2厘と中軸から下位打線にかけて4割打者が並ぶ。公式戦5試合中4試合が2桁安打。未知数なチームだけに、本番でどうなるか注目だ。
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