穴馬にも要注意! ファルコンSの狙い方 新中京1400データ分析から導く馬券攻略

JRA-VANデータラボ

NHKマイルCへ向けたステップレース

 今週土曜に中京競馬場で行われるファルコンSは、以前の6月から2006年に3月へと移動、NHKマイルCへ向けたステップレースになった一戦だ。その後、11年は阪神競馬場での代替開催、翌12年からは改修された新・中京の芝1400mを舞台に行われている。そこで今回は、その12年以降の7回を対象に、このレースを分析してみたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去7年、1番人気の馬券圏内好走は14年1着のタガノグランパ1頭のみ。しかし、3番人気が複勝率71.4%を記録するなど、2〜5番人気は計【5.4.4.15】複勝率46.4%、単複の回収率121%、130%をマークしている。

1〜3着馬の人気と3連単配当

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 年ごとの成績を見ると、1〜3着馬はすべての年で「5番人気以内2頭+6番人気以下1頭」の組み合わせ。そして2桁人気馬が連対すれば3連単15万馬券以上、連対しなければ4〜6万馬券となっている。3連単や3連複なら、人気馬ばかりや穴馬ばかりではなく、人気馬と穴馬を組み合わせて買い目を構築したい。

枠番別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 枠番別の成績では、全体としては内〜中が優勢で、外枠は苦戦。特に4番人気以下の馬では、3着以内に好走した12頭中11頭が1〜5枠だった。残る1頭は7年前、新コース1年目のブライトライン(4番人気1着)。その12年を除いた過去6年で見ると、6〜8枠は全馬の合計でも【1.1.0.42】に終わっている。

キャリア別成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 キャリア別の成績を見ると、3歳春に行われるG1のステップレースとしては、キャリアを重ねた馬の好走が多い印象だ。該当馬が多い中では、キャリア7戦馬が連対率16.7%、複勝率20.8%をマーク。これを含むキャリア7〜9戦馬が複勝回収率100%を突破している。また、表の右に記したように、6番人気以下で連対した4頭はいずれも、キャリア6戦以上の馬だった。

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