センバツの優勝候補を大分析
戦力充実の星稜、札幌大谷を追う学校は?

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 第91回選抜高等学校野球大会(センバツ)が、23日に阪神甲子園球場で開幕する。15日の組み合わせ抽選会を前に、今大会の見どころを3回に分けて探っていきたい。1回目は優勝争いに加わってきそうなチーム。

(選手の学年は新学年)

神宮V・札幌大谷の課題とは

初出場で神宮大会を制した札幌大谷。勢いに乗り、初の甲子園でも躍進を見せられるか
初出場で神宮大会を制した札幌大谷。勢いに乗り、初の甲子園でも躍進を見せられるか【写真は共同】

 秋季地区大会優勝10校が集まり、「プレ・センバツ」として注目される秋の明治神宮野球大会出場校からは直近7年連続で春の決勝進出校が出ている。春を占う上で、神宮出場校に触れないわけにはいかない。


 その中でも、決勝を戦った札幌大谷と星稜は今大会でも最注目の存在だ。


 札幌大谷は初出場の明治神宮大会で、龍谷大平安を初戦で破り勢いに乗った。右本格派の西原健太(3年)と、右下手投げの太田流星(3年)の二枚看板の安定感が光る。北海道大会では西原が不調だったが、太田が獅子奮迅の活躍。準々決勝で完投、準決勝と決勝ではロングリリーフで優勝へと導いた。神宮でも準決勝では筑陽学園を相手にあわやノーヒットノーランのピッチング。視察していたセンバツ出場校の多くの監督が、「あの投手は厄介ですね」と警戒の声を発した。


 最速142キロの西原は、北海道大会では「評価に値しない」と船尾隆広監督から厳しい言葉をもらうほどの不調だったが、突っ込み気味になっていた投球フォームを修正した神宮で復活。決勝では星稜を1安打1失点に抑えて完投した。打撃でも4番を任されるチームの柱。「西原がいてこその太田。太田がいてこその西原」が必勝のパターンだ。


 課題は守備。昨秋の公式戦(12試合)では失策が17を数えており、総失点30に対して投手の自責点は14。総失点に占める非自責点の割合53.3%は32校で最も低く、失策が失点に繋がりやすかったことを示している。中でも神宮大会の龍谷大平安戦(1回戦)では1試合で5つのエラーを喫した。ミスからの失点をどれだけ減らせるかが、初出場の甲子園での上位進出への鍵になるだろう。

松倉雄太
松倉雄太

 1980年12月5日生まれ。小学校時代はリトルリーグでプレーしていたが、中学時代からは野球観戦に没頭。極端な言い方をすれば、野球を観戦するためならば、どこへでも行ってしまう。2004年からスポーツライターとなり、野球雑誌『ホームラン』などに寄稿している。また、2005年からはABCテレビ『速報甲子園への道』のリサーチャーとしても活動中。

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