ラマスHC「良い準備はできている」 W杯アジア2次予選イラン戦前日コメント

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「イラン戦にフォーカスして良い試合ができるように頑張りたい」とラマスHC 【小永吉陽子】

「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2019 アジア地区 2次予選」のWindow6(2月21日/イラン戦、24日/カタール戦)に臨むバスケットボール男子日本代表は、イラン戦の前日となる2月20日、試合会場で最終調整を行った。現地ではメディアにその模様が公開され、フリオ・ラマスヘッドコーチ(HC)が練習前に取材に応じた。

 この日、イランとの間で行われたテクニカルミーティングでベンチ入りするロスターが発表された。男子日本代表はニック・ファジーカスや富樫勇樹など、Bリーグでプレーをする12名が登録され、大一番に臨むことになった。4連敗でスタートしたアジア予選は残りあと2試合、悲願のW杯出場に向けて難敵のイランと対戦する。

 イランとは昨年の9月17日に大田区総合体育館で対戦。この時は八村塁、渡邊雄太の活躍もあり、70−56で勝利した。今回、その2名の名前はロスターにはないが、ラマスHCは「良い準備はできている」と自信を見せる。イラン戦は2月21日、日本時間午後11時30分にティップオフの予定だ。

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「本当にW杯に行きたい」という強い気持ちがある

――合宿を経てチームの仕上がり具合は?

 良い状態だ。われわれもとても期待しているし、良い準備はできていると思う。現時点では明日のイラン戦のプランをもう一度しっかり確認しながら、実際に試合が行われるコートで練習をする。

――男子日本代表の最終ロスターは?

 皆さんのご存知のとおり、日本から13名の選手を連れてきたが、今回、12名に入らないのがベンドラメ(礼生)選手。本当は12名の名前を挙げたいが、抜ける選手の名前を示した。

――イランのエース、ハメド・ハダディがロスター入りしないという話もあるが?

 そういったうわさも聞いているが、最終的にはテクニカルミーティングでロスターが通知されるので、それを待っている状態だ。われわれは彼が出る、出ないというよりも、相手のゲームスタイルを気にしている。そのスタイルは変わらないと思うので、明日は速攻の部分を対応できるようにしたい。そしてトップのペネトレーションを警戒している。あとはオフェンスリバウンドからセカンドチャンスを与えないようにしたい。イランはそこを強みにしていて、ハダディがいない状態でもそれができるチーム。そういったところを警戒して準備をしている。もちろんロスターを見てハダディがいれば微調整をしなければならないが、とにかくロスターの発表待ちだ。

――最後に意気込みを。

 いろいろな気持ちが交差している状態だ。期待がありウズウズもしているし、重要な一戦を早くやりたいという気持ちもあれば、試合状況がどうなるんだろうと考えたり、そういう気持ちが混ざっている。もちろん明日はイランもいろんな思いを持って準備していると思う。あと1戦、もしくは2戦でW杯出場が決まる。やっとこの立ち位置まで来られたということはとても良いと思う。アジア予選が始まる前から、W杯の出場権を獲得するために頑張ってきたので、やっとそれが実現できるところまで来られたのはうれしい。ここで満足せずに、「本当にW杯に行きたい」という強い気持ちがある。そういった気持ちが自分の中で巡っているが、今はイラン戦にフォーカスして良い試合ができるように頑張りたい。

(構成:バスケットボールキング、取材協力:日本バスケットボール協会)
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