篠山竜青「最後だと思ってやるだけ」 W杯出場が懸るイラン戦へ 前日コメント

スポーツナビ

「1試合1試合、最後のつもりでプレーしています」と語った篠山竜青 【小永吉陽子】

 バスケットボール男子日本代表は、「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2019 アジア地区 2次予選」のWindow6(2月21日/イラン戦、24日/カタール戦)に臨む。試合前日の2月20日、選手たちは試合会場で練習を行い、その模様がメディアに公開され、その後で取材に応じた。

 この日、イランとの間で行われたテクニカルミーティングでベンチ入りするロスターが発表された。男子日本代表はニック・ファジーカスや富樫勇樹など、Bリーグでプレーをする12名が登録され、大一番に臨むことになった。4連敗でスタートしたアジア予選は残りあと2試合、悲願のW杯出場に向けてアジアの強敵のイランと対戦する。

 篠山竜青は「最後の試合だと思って死に物狂いでプレーしたい」とコメント。また「相手のポイントガードを抑えることが自分の仕事」と語り、「試合に向けて良い雰囲気で迎えられる」と手ごたえを口にした。また富樫勇樹は「試合に集中したい」と語り、「イラン戦で(W杯出場を)決めたいと思う」と強い気持ちを見せた。

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篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)

「自分の仕事は相手のPGを抑えること」

――今のコンディションは?

 しっかり調整ができています。こちらに入ってジムやプールで体を動かしながら良い準備ができていると思います。

――チームの雰囲気は?

 けが人もいないですし、体調不良の選手もいません。本当に今は試合に向けて良い雰囲気で迎えられると思います。

――イランは2度目です。

 懐かしいですね。イランに入って空港からの道すがら、街並みなど結構覚えていました。まさか人生で2度もイランに来るとは思ってはいませんでしたが、初めてではいろんなことに衝撃を受けるかもしれなかったですし、ある程度、現地の状態を知って現地入りできたのは、自分にとって大きいかなと思います。

――自身の役割は?

 やらなければいけないのはマッチアップをする相手のポイントガード(PG)を抑えることです。得点に絡んでくるタイプなので、特にハードにディフェンスしなければいけません。前回のWindow5ではファウルトラブルで苦しんだところもあったので、無駄なファウルに気をつけたいです。ファウルは4回まではできるので、前回の反省を踏まえてその経験を生かせたらと思います。

――試合への意気込みは?

 明日いい試合ができないと次はないと思っています。僕は1試合1試合、最後のつもりでプレーしています。良いプレーができなければ、僕よりも若いガードはいくらでもいるわけですから。明日も死に物狂いで最後の試合だと思ってやるだけです。

富樫勇樹(千葉ジェッツ)

富樫勇樹は「共通認識であるリバウンドの徹底がポイント」とコメント 【小永吉陽子】

「できればイラン戦で決めたい」

――直前合宿のトルコを経て、チームの仕上がりは?

 最初にトルコに入ったことで、試合直前に長時間の移動を回避できたのでコンディション調整では助かっています。チームとしていい練習ができましたし、試合に向けてしっかり準備ができたと思います。

――イランは初めて?

 初めてです。でも「どういう感じのところなんだろう」という想像はしていませんでした。数日いるだけなので、それほど心配はしていません。

――イラン戦での司令塔としてのイメージは?

 メンバーは前回東京で戦った時と変わらないと思っています。そのイメージがあるので、初めて対戦するチーム構成ではないこともあり、スカウティングしやすい部分はありました。

――試合に臨む気持ちは?

 まず試合に集中したいと思っています。次の試合のことは考えず、できればイラン戦で(W杯出場を)決めたいですし、毎回言われていますが、ポイントはリバウンドです。これはラマスヘッドコーチも含めてチーム全員による共通認識ですし、それを本当に徹底しなければいけないと思っています。

辻直人(川崎ブレイブサンダース)

「男子日本代表の集大成の一員として全力で頑張りたい」と意気込む辻直人 【小永吉陽子】

「集大成の一員として全力で頑張りたい」

――Window5ではけがもあり、思いどおりの出場時間が得られず悔しい思いもしたが。

 この最後のWindowでプレーできる機会を得られて本当にうれしいですし、光栄だと思っています。アジア予選では最初の連敗からここまで来られたので、集大成の一員として全力で頑張りたいと思っています。

――イラン戦について。

 タフな試合になるでしょうし、簡単な相手だとは思っていません。間違いなく自分たちよりも格上の相手ですが、その分、自分たちは練習も積んできました。ここまでいい練習ができているので、ラマスHCを信じて、練習でやってきたことを信じてやるだけです。

――2016年に行われたアジアチャレンジと比べてどうか?

 相変わらずですね。ご飯は大変です。昼夜同じメニューで、それが昨日今日と続いているので、たぶん明日も同じメニューなんだろうなと。またコートもとにかく滑るので、そういう部分もアジャストできるようにしなければいけません。

――勝利の鍵は?

 持ってる力以上を出すのは難しいことですが、(大切なのは)コートに出ているメンバー全員が全力を出し切ることです。今まで練習してきたこともそうですし、対策を練っているのでそれを遂行できるかも大切だと思います。

(構成:バスケットボールキング、取材協力:日本バスケットボール協会)
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