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野球×サッカー×ボートレース 異色トークバトル
VOL.4 競技人生を変えた「思い出のアレ」

提供:BOATRACE

最終回も大盛り上がりとなった野球×サッカー×ボートレースの異色トークバトル
最終回も大盛り上がりとなった野球×サッカー×ボートレースの異色トークバトル【スポーツナビ】

 斉藤和巳さん、北澤豪さん、植木通彦さんによる異色のスペシャル対談が実現した。野球、サッカー、ボートレースでそれぞれ頂点を極めた3人が、各競技の魅力や面白さをはじめ、トップで争うからこその厳しさや苦悩、また、スタープレーヤーだったからこそ体験できた自慢や思い出の品など、とっておきのエピソードをたっぷりと披露してくれました。


 最終回となる第4回のテーマは『思い出の○○』。現役時代はもちろん、現役選手を引退した後に出会い、人生の大きな転換点となった“物”とは果たして? 斉藤さんが周囲騒然の驚きの答えを出した一方、北澤さん、植木さんはサッカー選手、ボートレーサーならではの一品を紹介してくれました。(聞き手:堂前英男/フリーアナウンサー)

思い出の品はなし?「その瞬間にストーリーは完結」

――最後のテーマは「思い出の○○」。思い出の品がありましたら、それを紹介していただこうと思います。まずは斉藤さんから。


斉藤 僕はあんまり物をという感じではないので、今、自分の自宅にもいっさい何もないんです。タイトルをいただいた時にも(トロフィーなどを)実家に飾ってもらっているんですけど、父親に「これ、あってもしょうがないから、応援してもらった人とかにあげようか?」と言ったら、もうかなり怒鳴られました(笑)。


――例えば、憧れの人の何かをもらったとか、そういうことはなかったですか?


斉藤 今までに何度かあったんですが、どこにいったかは……(苦笑)


――ちょ、ちょっと待ってくださいね。


斉藤 この人にこれをもらったという、その瞬間、その日で僕の中ではもうストーリーとして出来上がっているので、僕の中にはちゃんと入っています(笑)。

思い出の“モノ”には興味がないと、意外な一面を披露してくれた斉藤さん
思い出の“モノ”には興味がないと、意外な一面を披露してくれた斉藤さん【スポーツナビ】

もっと早く出会いたかったブラインドサッカー

――それでは北澤さんはいかがでしょうか?


北澤 思い出の物としては、この鈴の入ったサッカーボールなんですが、ブラインドサッカーのボールで、目の見えない人たちのサッカーのボールなんです。このボールの音を頼りにしながら、また人の声を頼りにしながらプレーするもので、これはパラリンピックの競技にもなっているんですけど、もっと早く出会っておけば良かったなと思いますね。現役中は研ぎ澄まされてプレーしていたつもりでしたけど、そんなに耳を使っていたかというと、そうではなかったなぁ、目しか使ってなかったなぁと思って。


斉藤 なるほど。


北澤 相手より上回ろうとするともう、見えない、見ていないところでプレーしないと勝っていけないんですよ。だから、小学生のころからこのブラインドサッカーとかで目を閉じながらプレーをすることができていたら、もっといい選手になれていたのではないかなと思うんです。もっと早く出会っておけばなぁと思う大きな物ですね。


 あとは、目が見えていないと、コミュニケーション能力を上げようとするじゃないですか。しゃべらなきゃいけなくなるので。今、子供たちってそんなにピッチ上でしゃべらないじゃないですか。けど、本当に必要な時って、言葉で済むことって多い。ですから、やっぱり自分のやっているサッカーだけじゃなくて、ブラインドサッカーだったり、もしくは耳が聴こえないような状態でプレーをすることも競技力を上げることにつながるんじゃないかなと思うんです。

北澤さんはブラインドサッカーのボールを例に、コミュニケーションの大切さを語ってくれた
北澤さんはブラインドサッカーのボールを例に、コミュニケーションの大切さを語ってくれた【スポーツナビ】

――斉藤さん、こういうことですよ。


斉藤 こういうことですね。「物」ってすごく大事です(笑)。


北澤 たぶん、このボールを渡しても、(斉藤さんなら)家でなくなってるよね(笑)。


――もらった瞬間に終わってますよ。


北澤 そうそう、もらった瞬間が大事ですからね。

構成:スポーツナビ

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