東京芝1600mと1800mの違いと共通点
馬券を買う上で押さえたいポイント

今週の東京は千六と千八、2つの重賞

 今週末の東京では、土曜にクイーンC、日曜に共同通信杯の重賞2レースが行なわれる。使用コースは、前者が芝1600m、後者が芝1800m。距離が200m違うだけなので共通する傾向はあるだろうし、やっぱり異なる部分もあるだろう。今回はそのあたりを調べてみたい。集計期間は2016〜2018年の過去3年分。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

人気別成績

表1
表1【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表1は人気別成績を比較したもので、それぞれのいちばん上に全体成績も掲載した。まずは全体の成績を見ておくと、両コースともに単勝回収率が50〜60%台にとどまっている。その大きな理由と考えられるのが、いずれも人気サイドの成績が優秀なことだ。なかでも1番人気はよく似通った数字が残っており、同じぐらいの信頼性を持っている。また、7〜9番人気や10番人気以下の数値が低調で、穴馬の激走にはあまり期待できないことも共通している。


 細かく見ていけば、芝1600mは1〜3番人気の単勝回収率がすべて90%以上なのに対して、芝1800mは2番人気が単勝回収率66%と振るわず、ここは少々異なる傾向となっている。とはいえ、全体的な人気傾向は似ており、どちらのコースも堅めの決着が多いと考えていいだろう。

枠番別成績

表2
表2【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2は枠番別成績。芝1600mのほうから確認すると、1枠から8枠までの好走率に大きな偏りは見られない。単勝回収率では6〜8枠の数値が低く、外枠は上位人気でないと好走しづらい様子も伺えるが、芝1600mは基本的にはフラットな枠番傾向と言えそうだ。


 一方、芝1800mは2枠および7、8枠の数値がやや低く、特に気になるのが7、8枠だ。このコースはスタート地点からまもなくの地点で緩やかにカーブしており、外枠は若干の距離ロスを余儀なくされる。外枠不利で有名な芝2000mほどではないが、芝1800mでも7、8枠の数値が下がるということは、コースレイアウトの影響が多少なりともあるのではないか。データからはそう読み取れる。

牡牝・所属別成績

表3
表3【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は、牡牝別および東西の所属別成績を示したもので、セン馬は牡馬に含めている。まずは牡牝別の成績を見ていくが、競馬では基本的に牡馬の好走率が高く、東京芝1600m、1800mでもそれは変わらない。


 ただし、牡馬と比較した数値の下がり幅には異なる傾向が見られるので、そのあたりに着目してみたい。芝1600mの場合、勝率の下がり幅は大きいが、複勝率はそこまで下がらない。逆に芝1800mでは、勝率はあまり下がらないが、複勝率は結構下がる。これは、芝1600mの牝馬は1着より2着、2着より3着が多いのに対して、芝1800mでは3着より2着、2着より1着が多いという正反対の傾向を反映しているためだ。簡単に言えば、牝馬は芝1800mのほうがやや勝ちやすく、芝1600mは3着どまりのケースも多いということになる。


 次に東西の所属別成績を見ると、よく西高東低と言われる通り、どちらも関西馬のほうが高い好走率を記録している。特に芝1600mでは関西馬の勝率が高く、単勝回収率も93%あるので、馬単や3連単で狙う際には参考にできそうだ。

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