南野「優勝しないとゴールは意味がない」 準優勝のアジア杯、カタール戦後の談話

スポーツナビ

武藤嘉紀(ニューカッスル/イングランド)

武藤(右から2人目)は「ここで足踏みしているわけにはいかない」と前を見据えた 【Getty Images】

「ここで足踏みしているわけにはいかない」

(途中交代後に立て続けにヘディングシュートを打ったが)決められればもっとよかったですけれど、結果的に日本が敗れてしまったので、とにかくもったいなかったと思います。点を取れなかったというのが事実なので、取れる選手になるしかない。カタールのFW(アリ)が得点王になりましたけれど、日本代表から選出されればベストですし、それが自分ならもっといいと思います。だからこそ僕らが成長しないといけない。もう26(歳)ですし若くないので、もっとチームを助けるゴールを決めないといけないと思います。

(日本のピンチに出てきて、ここで決めれば大ヒーローで日本のストライカーと認められるチャンスだったが)チームが勝てれば僕が決めなくてもよかったです。活性化じゃないですけれど。結果的に負けてしまったので本当に悔しいです。自分はもっと成長できると思っているし、ここで足踏みしているわけにはいかないので、とにかく個人的に成長しないといけないと思います。

(W杯と違う悔しさ?)W杯に関しては正直、1試合しか出なかったので、もちろん悔しかったですけれど、今回に関しては長い期間戦って、アジアの舞台だし、もっと決めなければいけなかった。もちろん(イエローカードの)累積はありましたけれど、点を取っていかないといけないと思います。ストライカーである以上。

乾貴士(ベティス/スペイン)

「(試合に出られず)悔しい思いしかなかった」

(試合入るときの監督からの指示は?)時間がなかったですけれど、「一発あるぞ」ということでした。時間も短かったですし、相手も3点目を取って、2点差がついた状態で守りを固めていたので、ああなってしまうと厳しいですし、敗因は前半の2失点だと思います。

(前回大会はベスト8で、今回はまた違う悔しさ?)すごく悔しいですよ、あんなのを見せられるのは。本当に悔しいですし、自分たちが逆になりたかったです。皆、そういう思いで1カ月以上やっていたので。特に出ている選手もそうですけれど、俺とか出られない選手も悔しい思いをしている。自分自身がチームにまったく貢献できなかったので。追加招集で呼んでもらって、10番を付けさせてもらって、不甲斐ない結果で大会を終えてしまった。優勝していたらなんの問題もなかったですけれど、優勝することができなかったので、そこはすごく責任を感じていますし、せっかく呼んでもらったのに申しわけないという思いです。

 でも、この悔しさでチームで頑張って、また(代表に)呼ばれたいという思いがすごく強くなりました。今回は(原口)元気がずっとスタメンで出ていましたけれど、やっぱり悔しい思いしかなかったです。「なんで自分じゃないんやろ?」っていう思いも何度かしましたし、交代もそうですし、「もっと早く出せよ」っていう思いはあったので。でも、それは批判とかではなく、前の選手では当たり前だと思いますし、それは森保さんにも話していました。帰って新しいチームに行きますけれど、そこでしっかり試合に出て、自分自身がレベルアップして、またポジション争いをできるように、ここに戻って来られるように頑張りたいなと思います。

酒井宏樹(マルセイユ/フランス)

「悔やまれるのは2失点目」

(敗戦で終わったが)1年間で2回ですからね。悔しいですけれど、しょうがないかなと思います。負ける時もあれば勝つ時もあるので、負ける時がたまたま今日だったというふうに思い込むしかないですね。

(前半は守備も攻撃もはまっていなかったが)悔やまれるのは2失点目ですね。僕らとしても耐えないといけないし、攻撃陣からも1点を追いつく作業をしている最中に決められるというのは。高いレベルのチャンスですし、ポジティブに考えればまだまだ伸びると思っていただければいいんですけれど。

(相手は想定以上だった?)どうですかね。単純に自分たちのプレッシャーの意図がはまっていなかったので、そこまで強度は高くなかったと思います。

伊東純也(柏レイソル)

「みんな一段階レベルアップしないといけない」

 優勝しなければいけなかったので、悔しいです。(ベルギーのゲンクへの移籍が決まったが)やっぱり個の成長も必要だと思いますし、各々がみんな一段階レベルアップしないといけないと思います。

塩谷司(アル・アイン/UAE)

「代表でやるサッカーは楽しい」と大会を振り返った塩谷 【Getty Images】

「代表でやるサッカーは楽しい」

(ボランチとして最初の失点では相手を捕まえ切れていなかったと思うが)うまく捕まえられず、ずるずるいった結果、ああいう失点につながったと思います。相手のいろいろな情報がある中で、実際ピッチに立ってみないと分からないので、そこへの対応が少し遅れた。そういうスキを見せたのがいけなかったのかなと思います。

(試合の入りは堅くいこうとしていた?)いや、いつも通り、いけるところはいって、球際のところはしっかりいこうという話はしました。

(この大会で得たものは)久々に代表に呼ばれて、今まで試合に出られない中、こうやって試合にもたくさん出させてもらった。優勝という形にしたかったですけれど、代表でやるサッカーというのは楽しいというのを再認識できた。みんなの向上心であったり、サッカーに対する姿勢であったりを間近に見てすごくいい刺激になったし、もっと自分も頑張ろうと思えました。またここでやれるように、クラブに戻ってしっかりやっていきたいなと思います。

(塩谷が活躍したことで、中東クラブの注目が集まるのでは?)どうしても中東というと、日本人はよくないイメージを持っていると思うので、そういうところから変えていけたらな、というのは自分の中であります。UAEに関してはすごく良いところですし、いろいろな過酷なこともありますけれど、素晴らしいところだというのを皆さんに分かってもらえればうれしいです。

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