高校サッカーのすごみは「裾野の広さ」

川崎フロンターレの加入が決まっている原田虹輝【川端暁彦】
高校サッカー選手権に出てくる選手ばかりが、高校サッカーの輩出するタレントではない。
こう書くと「何を言ってるんだお前は」と言われてしまいそうだが、しかしこれもまた一側面なのだ。高校サッカーのすごみは裾野の広さにあり、4000校を超えるチームの選手たちが日々トレーニングを重ねている。選手権本大会に出られるのは、そのうち48校。力のある選手が必ず出てくるわけではない。
ワールドカップ・ロシア大会を戦った日本代表を思い出してみても、たとえばMF長谷部誠は藤枝東高校の一員として3年夏の高校総体(インターハイ)で準優勝を飾っているのだが、それほど強力なチームでも、選手権出場は果たせなかった。浦和東高校出身のGK川島永嗣も、3年生のときは埼玉県予選で涙をのんでいる。強健で個性的なディフェンス陣が印象的な好チームで、関東大会などで結果も出していたが、それでも勝てるとは限らないのが高校サッカーである。
今大会も予選で多くの好チーム、名手が選手権に届かなかった。本大会に出場するJリーグ内定選手は8名だが、予選で敗退している内定選手は11名(いずれも12月6日時点)という数字が示すとおりである。連載の最後となる今回は、惜しくも晴れ舞台に届かなかった選手たちにフォーカスしてみたい。
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