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数少ないダート千二重賞カペラSを攻略
過去10年の好走データ分析まとめ

前走霜月S出走馬の前走人気別成績

表8
表8【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 ここからの表8〜11の項では、出走例、好走例ともに多い前走の霜月S、武蔵野S、オータムリーフS、JBCスプリントに関するデータを見ていく。まずは前走霜月Sから。この組に関するデータでもっとも明確な傾向が出ているのが前走人気だ。表8の通り、霜月Sで5番人気までに収まっていた馬が高い好走率を記録しており、合算して【3.2.1.3】、勝率33.3%、複勝率66.7%、単勝回収率237%、複勝回収率191%という成績が残っている。1番人気だった2頭がいずれも凡走に終わっているのは気になるところだが、該当する馬がいたら狙ってみる価値は高いだろう。

前走武蔵野S出走馬の前走着順別成績

表9
表9【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表9の通り、前走武蔵野S出走馬は巻き返しに要注意だ。前走6着以下だった馬の成績を合算すると【2.1.2.5】、勝率20.0%、複勝率50.0%、単勝回収率113%、複勝回収率260%。東京で行なわれる武蔵野Sは左回りの1600m、中山のカペラSは右回りの1200mと、両レースの条件はまったく異なるため、こうした巻き返しが見られるのではないか。

前走オータムリーフS出走馬の前走着順別成績

表10
表10【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表10は、前走オータムリーフS出走馬の前走着順別成績。ご覧の通り、ここで6着以下に敗れていると苦しく、合わせて【0.1.0.9】という成績が残っている。逆に、5着以内に入っていれば【2.0.1.5】。勝った2頭は、13年に6番人気1着のノーザンリバー、14年に12番人気1着のダノンレジェンドという穴馬2頭で、激走にも警戒したほうがいいかもしれない。

前走JBCスプリント出走馬の前走馬体重比

表11
表11【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表11は、前走JBCスプリント出走馬に関して、当日の馬体重が今回減、同体重、今回増となった場合の成績をそれぞれ比較したもの。注目すべきは、前走より馬体重が減って出走した4頭がすべて4着以下に終わっていることだ。ダートの短距離馬にとっては大きな目標となるJBCスプリント。そこから約1カ月という時期に行なわれるカペラSに出走してマイナス馬体重となると、反動などによって体調面の不安が出ている可能性を考慮したほうがいいのかもしれない。この組に関しては、同体重か今回増の馬を狙ってみたいところだ。

結論

 今年のカペラSに登録がある22頭から、前走レース別で有力と思われる馬を挙げていこう。


 まずは、過去10年の好走例が最多の前走霜月Sだが、この組で重要だった前走5番人気以内を満たす馬が見当たらない。また、前走武蔵野Sの馬も登録がなく、今年は例年とは少々様相が異なるようだ。


 そこで前走オータムリーフS組を見ていく。この組は1〜5着に入っていることが重要で、該当するのは1着のコパノキッキング。3歳と若い馬であることや前走で上がり3位の脚を使っていることも好感でき、有力な1頭となりそうだ。


 前走JBCスプリントは、当日に馬体重を同じかプラスで出走していることが重要だった。これに関しては当日発表されるまでわからないが、ウインムート、キタサンミカヅキ、キングズガード、ネロ、ノボバカラの馬体重にはしっかり注目しておきたい。


 そのほかの前走で注目したいのはタテヤマ。前走1200mは減点も、それ以外は4歳馬、中2週、前走上がり3位と好材料が揃っており、昇級初戦でも十分期待できそうだ。前走室町Sからは1着のオールドベイリーと2着のヴェンジェンスがエントリー。カペラSとの相性が悪い臨戦となるが、なんとかデータを覆したいところだろう。


文:出川塁(でがわ るい)

1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。

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