長友佑都手記『ありのままの自分』 試合に復帰しての心境とトルコの環境面

長友佑都
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びっくりするほどのスピードで復帰できた

ここからはコンディションを上げて、アピールしていくだけだと思っています 【写真提供:長友佑都】

 こんにちは。ガラタサライの長友佑都です。

 先日、チャンピオンズリーグのロコモティヴ・モスクワ戦(11月28日)で復帰することができました。復帰できたこと、フル出場できたことは大きいですが、チームが勝てなかったことが何より悔しいです。

 自分はコンディションを上げて、アピールしていくだけだと思っています。課題は、いろいろあって一つに絞るのは難しいけれど、連係の部分で精度をもっと高めていかないといけないですね。最終的には個と個の勝負にはなるんだけれど、組織でも戦わないといけない。攻守ともに。どんどんチームで会話して、改善していくしかないと思っています。

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復帰できたことは大きいですが、チームが勝てなかったことが何より悔しい 【Getty Images】

 肺気胸になったシャルケ戦(11月6日)の後、実はそのまま家に帰っていたら、生命の危険があったんです。直接病院に行くように助言してくれたチームドクターや、病院でもサポートしてくれたチームスタッフには本当に感謝しています。そして家族や、チームメート、すべての関係者の皆さんに改めて感謝したいです。リハビリ中は、専属として身近にいる加藤超也シェフ、鬼木祐輔トレーナーの力も特に大きかったと感じています。

 今回のけがというか、肺気胸でしたけれど、チームを離れた期間(復帰するまで)は3週間でした。最初は、復帰するのは年明けになるだろうと言われていましたが、本当に自分でもびっくりするほどのスピードで復帰できました。お医者さんもびっくりしていました。

 そんなに長い間離れていたわけではないし、監督、チームメートとも常に連絡は取っていました。なので、復帰するにあたって大きな心境の変化は特にはなかったです。ただ、「やるしかない」という気持ちですよね。とにかく全力を尽くして、またアピールしていくぞ、という強い気持ちでいます。

 あと、僕はプロになってここまで10年間走り続けてきたので、少し休んだことによって新鮮な気持ちで戻ることができました。今回の期間は、神様がゆっくり休んでというメッセージかなと思っています。
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