チャンピオンズCはペースの読みが大事!? 今年はスロー想定、前残りと見る
名称変更となった2014年以降のデータを分析
過去4年のチャンピオンズC結果
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
上位人気馬を見てみると、1番人気は【0.2.0.2】という成績。近2年は好走しているが、2着止まりだ。2番人気の好走は1回、3番人気の好走は2回と、上位人気は軒並み苦しんでいる印象だ。
過去4年のチャンピオンズCタイムとRPCI
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
14年も結果的にはほぼ前残り。勝ったホッコータルマエは地力的に上位ではあったが、差し・追い込み馬の出番はペース的にもなかった。同年4着だったサンビスタは、そんな展開にもかかわらず中団から脚を伸ばした。「負けて強し」の内容であり、これが翌年につながることになる。
15年のRPCIは39.4とかなり厳しいペースだった。このレベルとしては平均的な流れではあるが、前年に比べると道中の流れは締まったものだった。その結果、サンビスタが優勝。当時は驚きの結果だったが、後から振り返ってみると前年の頑張りがあったゆえ、十分想定できるものだった。2着ノンコノユメ、3着サウンドトゥルーは4コーナー15、16番手で好走しており、前の馬が完全に潰れる展開となった。16年はサウンドトゥルーが一気の追い込みを見せて優勝。RPCIは40で、前年同様ペースが流れたことが大きな勝因だと考えられる。
※RPCI=レースペースチェンジ指数