初ゴールの酒井宏樹「翔哉を褒めて」国際親善試合 ベネズエラ戦後のコメント
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
この日もキャプテンとしてチームを統率した吉田(右から2番目) 【Getty Images】
(ビルドアップで相手のプレッシャーがあるなかでどれだけできるか、奪われた後にどれだけ素早くボールを回収するか、などのテーマについて)前半はウォーミングアップをしていないから、前線の選手はきつそうだなと思いましたが、よく後ろも耐えましたし、いい入りができて、いい形で前半を終えられました。でもやはり前半のうちに2点、3点取れるチャンスはあったので、決められるところで決めないとああいう展開になってしまうので。アクシデント的な失点ではありましたが、個人的にはやっぱり勝つべき試合だったという感想です。
(今日は自分より高い選手と組んだが、冨安(健洋)、(シュミット)ダニエルと組めば高さで世界に対抗していける?)今までがあまりにも低かっただけなので、やっと普通くらいになったかなと思います。ダン(ダニエル)は高さに自信を持ってて、ハイボールも出てきてくれるし、足元も非常に自信を持ってやってくれてるので、監督のサッカーにも合うんじゃないかと思います。国歌斉唱で肩を組む時には相当デカいなと感じました(笑)。
(今まで3試合連勝を続けて今回で止まったが、やらなければいけないところは?)こうしてうまくいかないことが2試合、3試合と続くと一気に調子を落とす可能性があるので、大事なのはここでもう1回はい上がること。波を少なくして、高いところで落差の少ない波を作るということはいい選手、いいチームの基準になってくると思うので、そういう意味でも次の試合でいいパフォーマンスをして、勝たなきゃいけないと思います。
堂安律(フローニンゲン/オランダ)
堂安は「反省点は多い」と悔しさを表した 【Getty Images】
(代表に欠かせない存在になるために必要なものは?)得点だと思います。1試合に1点、絶対取ることが目標ですし、それができないとここで生き残っていけない。いくら内容が良くても、結果にフォーカスする必要があると思います。もちろん反省点は多いですし、前線の選手として(チームが)1得点というのは物足りないので、そこは反省しながら次の試合に進みたいと思います。
(体力がついてきた?)そうですね、今日も全然走れる気がしましたし、本当に最後までしたかったというのが自分の感想なので。プレーの強度もすごく上がっている中で、後半のほうが走れる感じが最近多いので楽しかったです。ただプロなので勝つべきだったし、決めるところで決め切るべきだったかなと思います。
(DFが2人いるときに、相手が中途半端に守りにくる隙間を狙うのが得意なプレーだと思うが、どういうことを考えながらやっているのか?)(酒井)宏樹君とのタイミングもよく見ていますし、あそこを一人で抜くのは不可能に近いので、宏樹君に出す雰囲気を出しながら、あまりドリブルする雰囲気を出さないようにしています。俺が前を向いたときの守備だけやってくれれば、後ろの守備は全部やってくれると言ってくれるし、すごい信頼できる後ろの選手です。
(ポジションチェンジも多いが、フィーリング?)フィーリングですね、全く話してないです。ただ、本当にすごいと思うのは、俺が真ん中を取っていったら、(酒井が)勝手に右サイドにいってくれるし、そうするとサコ君も流れてくれる。逆にしゃべりすぎても相手に雰囲気を読まれるし、さすがだなと思ってプレーしていました。
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
(渋滞で到着が遅れるアクシデントの影響は?)そういったことがあったのは事実ですし、ないことに越したことはないですが、実際にあったので。起きたことどうこう言ってもしょうがない。その中でしっかり準備して、相手も同じ条件ですし、そんなことを言い訳にするようじゃ、本当にだめなので。「そんなの関係ないぞ」と、到着どうこうを試合に影響させちゃだめなので、そこはしっかり大事に入ろうという感じでした。
(中島(翔哉)が下がって守備にパワーを取られると、良さも出しにくくなるというのはある?)そこは表裏一体でバランスだと思いますし、ただ最低限やらないといけないことはあると思うので、そこは僕も声をかけています。でも、彼の良さをより生かすために、高い位置で我慢させながらというつもりでいます。
(後半途中から出てきた原口は守備での貢献度が高いので、DFとしては助かるのでは?)そういった(守備を重視した)ポジションを取ったほうが彼も楽だったり、メリットがたくさんあるというのは理解して入ってくれたと思うので、本当に素晴らしいポジショニングでプレーしてくれましたし、後ろにいる身としては助かりました。
(中島は中に入ってプレーし、原口はサイドから縦に仕掛けることが多かったと思うが、後ろから見たときの違いは?)タイプの違いはありますが、(原口)元気も中に入ってプレーできますし、2人とも仕掛けの魅力があるので。元気が仕掛けたシーンも、みんなでいい守備をして、ボールを奪えて、そこから仕掛けられたのもあったと思うし、いい守備があればいい攻撃も成り立つと思うので、意図的に仕掛けさせるようなビルドアップも僕がしてあげたいと思っています。
冨安健洋(シントトロイデン/ベルギー)
(パナマ戦のときと比べて試合前の心の持ちようはどうだった?)パナマ戦の前はけっこう不安な気持ちで今までに味わったことのない感覚でしたけど、またきょうもいつもとはリズムが違って。でも、逆にバタバタしていた分、余計なことを考えずに切り替えて集中してやれたかなと思います。
(今日はラインコントロールを冨安選手がやっていたように見えたが)ラインコントロールするのはどこのチームでもやるのは当たり前ですし、もちろんベルギーでもやっています。(吉田)麻也さんとコミュニケーションを取りながらやっていましたけど、当たり前のことなのでやっていたという感じですね。
(相手の1トップが大きくて強烈だったが、ペアを組んだ吉田の凄さは感じた?)僕は(相手FWと)正面からぶつかっても勝てないことが分かっていたので、前に入ってみたりとか、駆け引きしながらやろうと決めて試合に入っていたんですが、麻也さんは普通に落下地点のポジション争いで先に体を当てたりして、そこの強さもあったので、やっぱりあれがプレミアなんだなと感じましたね。
(筋トレの必要性を感じた?)そうですね。その強さがある中で、さらに駆け引きすることができればいいと思うので、もっともっと強くならないといけないと思います。