「勝った次のレース」の騎手別成績を分析 シチュエーション別“買い時”の参考に

JRA-VANデータラボ

その日最初の騎乗機会における成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は、各騎手の「その日最初の騎乗機会における成績」を示している。こうして見ると、自身の全体成績よりプラスの数値を記録している騎手が多いことに気づく。集計対象の14騎手のうち、これに該当するのは10騎手もいる。今回の集計対象とした14騎手は、そのまま今年の勝利数が多い順の14騎手でもあるわけだが、その日最初に騎乗するレースで好結果を収めることによって好循環が生まれ、多くの勝ち鞍を挙げているとも考えられそうだ。

その日最後の騎乗機会における成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は、各騎手の「その日最後の騎乗機会における成績」を示している。なお、表1〜3とは趣向を変え、その日最後の騎乗機会を重賞と重賞以外に分けたデータを掲載した。まず、勝率ベースで見たときに、重賞の数値が明らかに高い騎手としてはクリストフ・ルメール騎手、藤岡佑介騎手、内田博幸騎手らが挙げられる。特にルメール騎手はその日の最終騎乗となる重賞で7勝、単勝回収率255%など優秀な成績を収めており、直近では菊花賞を7番人気のフィエールマンで制している。一方、重賞以外で数値が高いのは、福永祐一騎手、北村友一騎手、田辺裕信騎手、和田竜二騎手、大野拓弥騎手といったところ。騎乗馬の関係もあるので一概にどちらがいいともいえないが、傾向として知っておいて損はないだろう。

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