日本馬2頭惨敗、厳しい豪州初戦に……好騎乗光った英国ベストソリューションV
ベストソリューション(奥)がホームズマン(手前)との叩き合いを制してコーフィールドC優勝 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
JRAの単勝オッズで10倍を切ったのは地元の4歳牝馬のヤングスター(4.6倍)、4歳セン馬キングズウィルドリーム(5.1倍)、アイルランドのA.オブライエン厩舎が送る4歳牡馬のザクリフスオブモハー(6.9倍)、英国から遠征した4歳牡馬のベストソリューション(7.0倍)、そして、ハーツクライを父に持つチェスナットコート(9.2倍)の5頭。ハンデ戦らしく人気は割れた。
チェスナットコート13着、ソールインパクト14着
左からチェスナットコートに騎乗した川田騎手、矢作調教師、戸田調教師、ソールインパクトに騎乗した坂井騎手 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
下り坂に差し掛かる最終コーナー手前で一気に加速した伏兵ザタージマハルが主導権を握ろうとしたが、これに遅れまいとベストソリューションが反応よく追撃。ザタージマハルを一気に交わすと内を通って先頭に立ち、直線は外から迫るホームズマンと一騎打ち。ひと呼吸遅れてザクリフスオブモハーが追い上げるも、水気を含んだ芝がその切れ味を奪った。
ベストソリューションとホームズマンが馬体を併せたゴールはわずかに内のベストソリューションの先着で勝負は決した。2着から1馬身3/4差の3着にザクリフスオブモハー、4着にドゥレット、5着にザタージマハルが入線。日本から参戦したチェスナットコートは先頭から10馬身以上離れた13着、果敢に先行策を取ったソールインパクトは14着でレースを終えた。