中田監督「光はちょっと見つかった」 世界バレー 米国戦後の談話

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古賀紗理那(NECレッドロケッツ)

古賀(2番)は「少しずつの差を2年で詰めていかないと」と悔しさをにじませた 【写真:坂本清】

「少しずつの差を2年間で詰めていかないと」

 今日の試合は勝って終わりたいというのがみんな気持ちにあったと思いますが、負けてしまって本当に悔しい気持ちでいっぱいです。世界選手権を通して強豪国相手にあと少し(の差)で負けることも多かったですし、少しずつの差を(東京五輪までの)2年間で詰めていかないといけない、とこの大会を通して感じました。チームはバラバラになりますが、また集合した時にみんなで高め合えるようなチームにしていきたいと改めて思いました。

(現時点での世界との差は)パオラ・エゴヌ(イタリア)もシュ・テイ(中国)もティヤナ・ボシュコビッチ(セルビア)も同年代の選手で、高さもパワーも全然違いますが、点数を取るという部分では取り方はいくらでもあると思います。ブロックアウトの精度を高めるとか、シュ・テイやエゴヌ選手ができないような細かいプレーなどをもっともっと磨いて、2年後、細かいプレーを丁寧にできるような選手になっていきたいと思います。

岩坂名奈(久光製薬スプリングス)

「五輪に向けてもう一度見つめ直したい」と感想を語った岩坂(3番) 【写真:坂本清】

「五輪に向けてもう一度見つめ直したい」

 大会関係者、報道関係者の方々、横浜、名古屋とたくさん応援して下さったファンの方々のおかげで1戦1戦戦うことができたので感謝しています。この結果をしっかり受け止め、五輪まで残された時間をどう過ごすかが大事になると思います。チームとしても個人としてもしっかりともう一度見つめ直し、五輪でメダルを取るために1日1日を無駄にできないと思います。この先どうなるかわかりませんが、しっかりとチームも個人も成長していけるように頑張らなければいけないと、この大会を通して思うことができました。

黒後愛(東レアローズ)

黒後は「まだこれから。次も固まっていきたい」と先を見据えた 【写真:坂本清】

「まだこれから。次も固まっていきたい」

 今日の最終戦は勝ちにいこうと全員で話をしていましたし、コートの中でも外でもこの試合に勝ちたい、という思いがすごく伝わってきた試合だったと思います。結果は負けてしまいましたが、まだこれからだと思うので、次に集合した時、固まっていけるように頑張っていきたいと思います。

(現時点での世界との差は)1点1点にすごく思いが込められているというか、自分が決めてやる、みたいなものをすごく感じます。自分も1本1本にしっかり思いを乗せて、誰が見ても取りにいっているな、勝ちにいっているな、と伝わるようなスパイクを打っていきたいと思います。

田代佳奈美(CSMブカレスト/ルーマニア)

「チームも個人も技術力を上げていかないと」と反省を口にした田代 【写真:坂本清】

「チームも個人も技術力を上げていかないと」

 開幕戦から最後のラウンドまで残れましたが、メダルには届きませんでした。最後は勝って終わりたいと、全員で共通認識はできていました。相手もそういう気持ちで来ますし、相手がバタバタしている時に自分たちもバタバタしてしまった場面もありました。今日だけではないですが、チームとしても個人としても技術力を上げていかないと、強い世界相手には最後に勝ち切れないとこの世界選手権で感じました。

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