10月の京都千八ダートは前走芝が穴使者? 未勝利・500万級で好走、配当妙味も◎
京都ダート1800mで興味深いデータ
10月に開催される中央場所のダートコースは、東京が1300m、1400m、1600m、2100m、京都が1200m、1400m、1800m、1900mとなっている。その中からは今回京都ダート1800mにスポットを当ててみたい。現在、重賞ではみやこSが組まれているコースだ。
10月の京都ダート1800m出走の前走コース別成績(2012年以降)
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
実際、10月の京都ダート1800mでは前走芝を使っていた馬の好走がかなり多いことがわかった。表1で記したように、特に阪神芝1800m組は【4.1.4.24】という成績で、単・複の回収率も高い。以下、出走頭数は少なくなるが、京都芝2000mや阪神芝1600m、小倉芝1800mや京都芝1600m組など、前走芝のレースを使っていた馬の好走が目立つ。京都ダート1800m以外のコース成績を調べると、前走芝組はここまで好成績を残せていない。
前走芝に出走していた10月の京都ダート1800m出走馬の成績(2012年以降)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
前走阪神芝1800m出走で好走した馬
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
経験したことがないダートで走るか走らないかの判断は、簡単ではないものの血統は大きなヒントになりそうだ。特にミスタープロスペクター系の血は注目に値する。アグネスデジタルやプリサイスエンド、フォーティナイナーやキングカメハメハなど、ダートがいかにも合いそうな血統が見られる。
他の系統もカネヒキリやアグネスタキオン、ブライアンズタイムなどパワータイプの血で構成されているケースが多く、芝よりもダート向きという印象の馬が結果を出している。
阪神芝1800m組以外の好走馬を見ても同様の傾向が見られる。クラスは未勝利戦、初ダート、ミスタープロスペクターの血。この3つの要素が揃った前走芝の馬は、大きな狙い目になると言えるだろう。
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