西武・辻監督、浅村主将らが優勝会見 「あの9連戦前、不安に襲われたが…」

ベースボール・タイムズ

菊池「ソフトバンク戦の勝利が印象に」

本人だけでなく、指揮官も思い出の試合に挙げた菊池のソフトバンク戦初勝利。大一番で出た結果こそ、印象に残るゆえんだろう 【写真は共同】

――みなさんにお聞きします。今シーズンの中で印象的な試合、印象的なシーンは?

辻監督 急に言われても思い出せないですね(笑)。でも、数々のサヨナラ勝ちはあったんですけど、(菊池)雄星がソフトバンク戦に勝った試合(9月28日)ですかね。雄星がここでちょっと変わってくれるんじゃないかと、そういう意味で非常に大事な試合だと思った。彼も今年非常に苦労してきた選手ですし、その中で、どんな形であれ、ソフトバンクにやっと勝てたというのが、近いこともありますけど、うれしかったですね。

浅村 山川がヘッドスライディングした試合(8月14日、オリックス戦)です。めったに見ないシーンですし、印象に残っています。

山川 いつかは忘れましたけど、日本ハムに7点差ぐらい付けられていたのをひっくり返してサヨナラ勝ちした試合(4月18日)が印象的です。お客さんが帰らないチームにしようと言っていたので、それをちゃんと実行できたというか、その通りになった試合だったかなと思います。

中村 浅村、山川、栗山が打った3者連続ホームラン(9月24日、東北楽天戦)です。3、4、5番が打って、6番が僕だったんですけど、変なプレッシャーに押しつぶされそうになりました。自分はしょうもないバッティングをしたので、悔しい感じです。

栗山 自分が満塁ホームランを打って、その後におかわりも打って、2人揃ってお立ち台に立てたというゲーム(9月17日、ソフトバンク戦)が一番印象に残っています。(なぜ?)たまたま隣に座っているんで、そのことを言った方がいいかなと(苦笑)

秋山 先日の逆転3ランの試合(9月27日、ソフトバンク戦)がすごく印象に残っています。あんまり逆転とかのシーンに絡んだ試合が少なかったので、ああいう場面で決められたことと、ベンチの出迎え、ファンの歓声というのが、自分が感じた中で今年一番、今までで一番だったんじゃないかなと。あれだけチームメイトとファンも喜んでくれた一本を打てたというのは自分の中で大きかったなと思います。

菊池 監督もおっしゃったんですけど、一昨日のソフトバンク戦というのはすごく印象に残っています。辻監督になってエースという形で指名されたんですけど、ずっとソフトバンクに勝てていなかったので、名前だけのエースなんじゃないのか、と。負ける度に自分のことを責めていた部分があった。中村さんに打ってもらったり、山川に3ランを打ってもらったり、打線の援護もありながら、勝たせてもらった思い出に残る試合でした。

多和田 すごい試合が多過ぎて、この試合がというのは選べないんですけど、自分自身としては、あまりいいピッチングではなかったんですけど、群馬の日(8月28日、楽天戦)に子供が産まれたので、自分としてはその日が印象に残っています。

榎田 10勝できた試合も印象に残っているんですけど、やっぱり古巣の阪神に交流戦で勝てた(6月3日)というのが、自分の中で気持ち的にも、本当に西武の一員になれたのかなと思います。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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