来年の2冠牝馬?ルガールカルムに★7つ ロードカナロア産駒は2世代目も「走る」

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 東西ともに皐月賞馬とダービー馬の対決に沸いた先週末の競馬だったが、2歳戦線も来年のクラシックを狙う素質馬たちの戦いでヒートアップしている。先週、高評価を獲得した馬は……。

決め手が1枚も2枚も上 ルガールカルム

圧巻の末脚でデビュー戦を勝利したルガールカルム(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

9/22(土) 中山5R 2歳新馬 芝1600m外
ルガールカルム 牝 馬体重:452kg
★★★★★★★ 7点
騎手:ルメール 厩舎:(美) 田村
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父:ロードカナロア
母:サンデースマイル2(Sunday Silence)

 スタート自体はそう悪くはなかったが、中山のマイル戦で16頭立ての15番枠という事もあり、道中は中団よりやや後ろから。途中で少しポジションを押し上げ、直線に向くと圧巻の切れ味を披露し、ラスト2F11秒4−11秒3の流れを難なく差し切った。決め手が1枚も2枚も上というレース内容。2世代目となるロードカナロア産駒だが、やはり走る。

馬体診断
 無駄肉のないスッキリとした好仕上がりながら、筋肉の付き方も良く、立居振る舞いを含め一目で走る馬だと分かる。良質なバネを内蔵している中身の詰まった馬体は、切れ味勝負には持ってこいだろう。脚捌きなどを考えると、マイルから中距離までこなせて良さそうなタイプ。

血統診断
 半兄にフルーキー(チャレンジC)がいる血統で、3代母は2歳時に米GIのブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズを勝利。母系はマイル前後に適性のある血統と言える。今春、桜花賞とオークスの二冠を制したアーモンドアイとは母父サンデーサイレンス、母母父がヌレイエフの系統と類似点も多い。

馬券の狙い目→マイル〜中距離と距離の融通は利きそうなタイプ。決め手に優れたタイプで桜花賞の阪神外回りや直線の長い東京コースもOK。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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