体重増も楽勝ダノンファンタジーに★8つ 桜花賞が視野に入る父ディープの好素材

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 3日間開催だった先週末の競馬では、素質馬たちが続々と勝ち名乗りを挙げた。日曜阪神の未勝利戦では、初戦でグランアレグリア(★9つ)に敗れたダノンファンタジーが2戦目で楽々の勝ち上がり。高評価ゲットでライバルを追いかける!

ライバルとの再戦を夢見て ダノンファンタジー

ほとんど追われることなく勝利を収めたダノンファンタジー(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

9/16(日) 阪神3R 2歳未勝利 芝1600m外
ダノンファンタジー 牝 馬体重:460kg(+18)
★★★★★★★★ 8点
騎手:川田 厩舎:(栗) 中内田
生産:ノーザンファーム
馬主:ダノックス
父:ディープインパクト
母:ライフフォーセール(Not For Sale)

 ポンとスタートを決めて好位の外目、いつでも動ける位置をキープ。直線に向くと馬なりで先頭に立ち、ゴールまで鞍上の手はほとんど動かないまま、文字通りの楽勝だった。それはまるで軽めの調教VTRを観ているかのよう。初戦で敗れた相手もグランアレグリア(★9つ)と実にハイレベル。大舞台での再戦が楽しみだ。
 
馬体診断
 6月初週のデビュー戦から3ヵ月あまりの休養を挟み、馬体重はプラス18キロ。確かな成長を感じるシルエットではあるが、それでもまだ牝馬らしい線の細さはある。ただ、それが軽さやキレ味にも繋がっている点も否めない。全体的にはまとまりがあってバランスの良さが目立つ。気性面でのオンオフがもう少し上手くなれば距離はもちそうだが、体型的にはマイラー色が強い。

血統診断
 母はアルゼンチンでダートのGIを2勝。母方の血統には見慣れない名も多い。母父は産駒の傾向を見るとややマイルでの活躍馬が多く、カロ〜フォルティノという同系統のラインでは母父コジーンのロイヤルストリートやドラゴンストリートが1200m〜1600mで勝ち星を挙げている。本馬の距離適性もマイル前後にあると見て良いだろう。

馬券の狙い目→レースぶりを見てもポテンシャルの高さは明らか。阪神JFや桜花賞といった路線で上位争いに加われるだけの素材だ。

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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