菅野、柳田ら6名の侍Jメンバーを発表 11月の日米野球に「熱戦を期待」

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「2018 日米野球」概要会見が行われ、NPBの斉藤コミッショナーは「子供たちが野球に興味を持つ熱戦を繰り広げてもらいたい」と両チームへの期待を話した(写真左から松田・読売新聞東京本社専務取締役、斉藤コミッショナー、スモールMLBヴァイスプレジデント) 【スポーツナビ】

 2020年東京五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンとMLBオールスターが対決する「2018 日米野球」(11月9日〜15日/東京、愛知、広島)概要会見が20日、都内で行われた。

 この会見では、侍ジャパンメンバーが一部発表され、菅野智之(巨人)、山崎康晃(横浜DeNA)、菊池涼介(広島)、秋山翔吾(埼玉西武)、柳田悠岐(福岡ソフトバンク)、筒香嘉智(DeNA)が選出された。

 MLBオールスターは、ドン・マッティングリーが指揮を執ることが決まった。マッティングリーはヤンキース一筋で通算2153安打、222本塁打、打率3割7厘を記録。その後、ドジャースの監督を経て、16年からマーリンズ監督を務めている。MLBオールスターは日米野球を前に、11月8日に東京ドームで巨人とエキシビジョンゲームを行う。

 また、日米野球に先立って11月7日に福岡ヤフオク!ドームで侍ジャパンと台湾との「侍ジャパンシリーズ2018」を行うことが決まった。

子供たちが興味を持つ熱戦を――

 以下は会見に出席したNPBの斉藤惇コミッショナー、MLBのジム・スモールヴァイス・プレジデント、主催者である読売新聞の松田陽三・東京本社専務取締役広告・事業担当の会見や質疑応答。

斉藤 日米野球の開催を喜ばしく思っています。戦前より脈々と続く日米野球、日本のプロ野球誕生のきっかけとなって、それ以来わが国の文化的公共財となるプロ野球に多大なる影響を与え続け、日米両国の野球界の発展と国際化に大きく寄与しています。

 14年に開催された前回の日米野球から日本チームは侍ジャパンのユニホームを身にまとって、国を代表して戦う大会になりました。ことしも日本を代表し、日の丸を身に付けて戦う誇りを胸にすべての試合で完全に勝利してほしいと願っています。

 また、昨今、すべての野球関係者が若年層に対する野球の普及、振興を課題として認識し、子供たちが野球に興味や関心を抱くきっかけを作りたいという努力をしています。その中で20年の東京五輪で野球が正式な種目に採用され、世界中の青少年が新たに野球に興味、関心を抱くまたとない機会を得ることができました。

 20年に向けて、野球に対するさらなる注目度の高まりを期待する中で、「2018 日米野球」を見たことがきっかけとなって、野球に興味を持つ子供たちが増えるような熱戦を繰り広げてもらいたいと願っています。

松田 前回14年の日米野球は日本が3勝2敗で勝ち越しました。あれから4年が経ちまして、いよいよことし11月に再び日米野球を開催できることをうれしく思います。

 ちょっと歴史を振り返ります。読売新聞社が初めてメジャーリーガーを招聘したのは今から80年前、1931年のことです。ルー・ゲーリックらが参加しました。その3年後、1934年にはベーブ・ルースが来日して日本で大ブームとなりました。それが日本のプロ野球結成につながりました。その後も数多くのメジャーリーガーが日本にやってきて、日本人はそのスピードとパワー、さらに類まれなテクニックに見せられ、そして日本のプロ野球がそのおかげで発展したと思っています。

 今回日米野球に選手を送るMLBは世界最強のリーグです。世界から最強のスター選手が集まるMLB、そのスター選手の中から結成されるMLBオールスターチームは、まさに世界一のチームと言えると思います。

 彼らを迎え撃つ日本代表は侍ジャパンです。侍ジャパンは今20年の東京五輪での金メダルを目指しています。これも今、日本で最高の選手が結集しています。そしてこの最高の日米の両チームが世界最高の戦いを見せてくれると思います。

スモール おなじみの日米シリーズでは世界中から集まったMLBの選手と侍ジャパンの熱い戦いが繰り広げられます。両チームのスター選手たちによる素晴らしい戦いをご覧いただけるでしょう。

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