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関屋記念は“巻き返し”が当たり前?
前走8着ウインガニオンの逆襲に注目

過去10年ではジャスタウェイらが好走

 今週は日曜日に新潟競馬場で関屋記念が行われる。サマーマイルシリーズの2戦目にあたるレースで、後のG1にもつながる注目の一戦だ。過去10年ではジャスタウェイやダノンシャークらが好走している。いつものように過去10年のデータを分析し、レースの傾向を探っていきたい。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

過去10年の関屋記念好走馬(1)

表1
表1【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 まずは過去10年の関屋記念で好走した馬を見ていくことにする(表1)。好走馬30頭の顔触れには、同一の名前がちらほらと見えており、コース実績や適性は重要視してもいいファクターだと考えられる。人気的には上位から中位人気の馬でほぼ占める印象。二けた人気馬の激走は11年以降出ていない。


 新潟芝1600mといえばコーナーが2回で、長い直線が二本あるコース形態。一般的には馬の力が発揮されやく、展開の紛れは少ないと考えられる。ただ、脚の使いどころは少々難しい。最後の直線が長いとはいえ、上がりの鋭さだけで好走できる感じではない。関屋記念好走馬の3〜4コーナーの位置取りなどを見ると、そうした特徴がうかがえる。


 好走馬の上がり3ハロンを示し、メンバー中1位から3位だった馬には色をつけているが、上位を独占するようなケースはほとんどない。近年はむしろ減少傾向で、昨年は1頭も該当しない結果となった。その分、逃げ・先行馬が残るケースがでてきており、昨年優勝のマルターズアポジーや15年優勝のレッドアリオンがいい例と言えるだろう。


 好走馬の前走レースを見ていくと、大きな特徴が見て取れる。それは08年から11年までと、12年以降とでは大きく異なるという点。中京記念が芝1600mとなり、サマーマイルシリーズの1戦目となったのが12年からなので、その影響だと言える。12年以降の好走馬は前走中京記念出走馬がかなり多くなっており、ほぼ毎年のように馬券になっている。そして、同レースでの人気と着順を見ると、また面白い傾向がわかる。


 それは着順が悪くても上位人気に支持されていた馬が多い。例えば、15年優勝のレッドアリオンは8着に敗れていたが2番人気に支持されていた。昨年優勝のマルターズアポジーは七夕賞だが、2番人気で11着に敗れていた。つまり、前走重賞で上位人気に支持され、着外に敗れていた馬がここで巻き返すというのが、大きなパターンとして確立されている。


 昨年2着のウインガニオンや13年ジャスタウェイのように前走重賞好走馬でも割り引く必要はないと思うが、このようなタイプは少ない。特にG1ともなると特別。マジックタイムやヤングマンパワー、ダノンシャークなど前走G1で善戦していた馬も好走馬に名を連ねている。前走OP特別や1600万クラスの好走馬も目立つが、純粋な昇級馬ではない。その理由は後述することにする。

過去10年の関屋記念好走馬(2)

表2
表2【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2は関屋記念好走馬の主な実績を記した。前述した前走OP特別や1600万クラス組も、過去には重賞実績があった。16年1着のヤングマンパワーは、前年の関屋記念で3着。13年1着レッドスパーダは、ずいぶん前になるが東京新聞杯で1着、13年3着のレオアクティブは前年に京成杯AHを制していた。


 その他の馬を見ると、関屋記念を中心に、左回りのマイル前後の重賞で好走実績がある馬が多い。12年以降は特にその傾向が強まっているような印象を受ける。マイラーズCやヴィクトリアマイルといった格上重賞の実績も強調材料となる。

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