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ホンダがV候補も実力差はどこも紙一重
2018年都市対抗見どころ

150キロ右腕に強力打線のホンダ

昨夏の都市対抗は2回戦で敗れたホンダ。今年は150キロ右腕・齊藤や破壊力ある強力打線で優勝候補に挙がる
昨夏の都市対抗は2回戦で敗れたホンダ。今年は150キロ右腕・齊藤や破壊力ある強力打線で優勝候補に挙がる【写真は共同】

ホンダ(南関東・狭山市)が強いですよ」


 さるチームのマネージャーと雑談していて、そんな話になった。第89回都市対抗野球大会の組み合わせ表、いわゆるヤグラを見ながら、である。


「ピッチャーは齋藤友貴哉と東野龍二がいいし、打線も強力。2009年に優勝したときのような雰囲気があります」


 実際に対戦しているから、実感がこもる。そういえば同じマネージャー、去年は「日通(日本通運、南関東・さいたま市)が強いです」と予言し、事実、日本通運は準優勝まで駆け上がったっけ。


 今季、東京スポニチと四国、2つのJABA(日本野球連盟)大会を制しているホンダ。2年目の齋藤は153キロのストレートを武器に南関東2次予選は9回を失点ゼロ。また東野は新人左腕で球速は140キロ未満だが、「ベテランのような投球をします」(岡野勝俊監督)と、多彩な変化球を武器にやはり南関東2次予選は6回3分の1イニングを無失点に抑えた。昨年就任した岡野監督は、09年都市対抗制覇時のメンバー。都市対抗通算14本塁打の個人記録を持つ西郷泰之をコーチに据え、長打力のあるチームを目指した。17年の公式戦30試合で14本塁打は、その成果だ。今季も、優勝した東京スポニチ大会は5試合で6本塁打、南関東二次予選も3試合3ホーマーと長打力が際立つ。

一昨年覇者のトヨタ自動車の戦力充実

 ただ、ヤグラを左から8チームずつ分けるとしたら、ホンダのいるDゾーンは激戦だ。一昨年の都市対抗覇者で、昨年は日本選手権を制したトヨタ自動車(東海・豊田市)が、8年ぶりに東海第1代表として出場する。絶対的エース・佐竹功年は新たにツーシームを習得し、JABA長野知事旗争奪大会で最高殊勲選手など健在。ほかにベテランの川尻一旗や、昨年高卒2年目で選手権優勝に貢献した富山凌雅ら、イキのいい若手もいる。打線も、昨年のベストナイン・多木裕史、アジア・ウインター・へースボール(AWB)で存在感を示した北村祥治らが充実している。


 トヨタ自動車の対戦相手は、東京ガス(東京都)。昨年は2回戦で敗退したが、16年の4強など、6年連続出場の実力派だ。2年目の臼井浩は小柄ながら安定感抜群で、昨年のアジア選手権で4番に座った笹川晃平が中軸。東京2次予選では不発だったが、同じ2年目の石川裕也らが5試合で6ホーマーを記録した。両者の対戦は、1回戦屈指の好カードといえる。Dゾーンではほかに、52回目出場と今大会最多のパナソニック(近畿・門真市)は、JR東海(東海・名古屋市)と対戦。JR東海の久保恭久・新監督にとっては、かつて指揮を執っていた古巣との対戦となる。

楊順行
楊順行

1960年、新潟県生まれ。82年、ベースボール・マガジン社に入社し、野球、相撲、バドミントン専門誌の編集に携わる。87年からフリーとして野球、サッカー、バレーボール、バドミントンなどの原稿を執筆。高校野球の春夏の甲子園取材は、2019年夏で57回を数える。

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