2億円ホース×2を一蹴したカテドラル ★7つ評価獲得でダービー候補に名乗り

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 夏の中京芝2000mの新馬戦といえば、今年のダービー馬ワグネリアンがデビューしたレースだ。そんな注目の一戦で、2頭の2億円ホースやヴィルシーナの初仔といった面々を一蹴したのは、ハーツクライ産駒のカテドラル。さて、その評価は……。

話題の大物達を一蹴 カテドラル

注目の新馬戦は4番人気のカテドラルが優勝(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

7/8(日) 中京5R 2歳新馬 芝2000m
カテドラル 牡 馬体重:464kg
★★★★★★★ 7点
騎手:福永 厩舎:(栗) 池添学
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
父:ハーツクライ
母:アビラ(Rock of Gibraltar)

 重馬場でのレースとなってしまったが、ダノンチェイサー、トーセンカンビーナといったセレクトセールで2億を超えた高額馬に加え、キングカメハメハ×ヴィルシーナという期待の良血ブラヴァスらが揃い、注目を集めた新馬戦。これら3頭に次ぐ4番人気だったカテドラルだが、好位のインでジックリ構えると、直線はアッサリと抜け出して2着に2馬身半差の快勝を収めた。スローペースとはいえ、今回の馬場でラスト2F11秒1−11秒5は優秀と言えよう。一目で「強い」と分かる勝ちっぷり。
 
馬体診断
 560キロ近くあった半兄ジェベルムーサのように、大型に出やすい血統でもあるが、本馬は464キロと標準的なサイズ。トモの造りを筆頭に十分な筋肉量が確保されており、それでいて素軽さも同居しているのが好印象。現状ではやや前後に詰まった体型でマイル指向を感じさせるが、距離延長にも対応は可能。芝で切れ味を生かしたいタイプで、ダートは合わない。

血統診断
 母に目立った成績はないが、祖母は英オークスの3着馬。本馬の半兄ジェベルムーサはダートGIII・エルムSの勝ち馬である。また別の半兄アルカサルは芝中距離で新馬〜500万を連勝、母の父がマイルGIを5連勝したRock of Gibraltarという血統から言えば、本質的には芝マイル〜中距離に適性があると見ていいだろう。ハーツクライ産駒らしく、古馬・中長距離のカテゴリーにも可能性はありそう。

馬券の狙い目→ゆったり運んで切れ味を生かせる、中京や東京コースの芝中距離戦や阪神外回りなどが合っている。距離延長もこなせるタイプで狙うはダービー路線!

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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