連載:未来に輝け! ニッポンのアスリートたち
“理詰めの射撃”で標的を狙う島田敦 地元・埼玉でベストパフォーマンスを
埼玉県で行われる東京五輪の射撃種目
今年6月には清水彰人(左から2番目)、遠藤雅也(右から2番目)とともに「JOCスポーツ賞 新人賞」を獲得した島田(右) 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
「射撃は老若男女が体力の差に関係なく、頂点を競える競技と言われています。30代、40代になっても成績は高められるので、東京五輪以降や競技者を辞めた後も何らかの形で携われていけたら幸せです」
2020年、東京五輪では東京都練馬区、埼玉県朝霞市、新座市、和光市にまたがる陸上自衛隊朝霞訓練場が競技場となる。
「埼玉は僕の地元でもあるので、両親にとっても応援に来やすい場所。ぜひここでベストパフォーマンスをしたいですね」
終始、はにかむように話していた島田だが、そのときは確かに、こちらをしっかり見据えて語った。