香川真司「必ず勝って次に進みたい」 W杯ロシア大会、ベルギー戦前日コメント
ロストフでベルギー戦の前日練習に臨んだ選手たち 【Getty Images】
香川真司は「チームとしても個人としてもすべてをぶつける感じ」「必ず勝って次に進みたい」と力強いコメントを残した。ポーランド戦で負傷交代し、別メニュー調整が続いていた岡崎慎司も全体練習に合流し、「今はなんの油断も恐れもない。チームはいい緊張感の中にいる」と手応えを語った。
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
香川(左)は「必ず勝って次に進みたい」と意気込みを語った 【Getty Images】
(一発勝負になるが)勝つか負けるかなので、ぜひ勝ちたい。そのための準備をして、チームとしても個人としてもすべてをぶつける感じですね。その思いでやってきているので、必ず勝って次に進みたいです。
2010年(W杯南アフリカ大会)でできなかったこと、日本サッカー界としてできなかったことが可能になるチャンスですし、誰も経験したことがないことを、自分たちの力で勝ち取りたい。それをみんなで感じながら練習ができているので、信じてやるだけかなと。
今は本当に冷静ですし、いつもの試合みたいな感じです。逆にもっと緊張感を持ったほうがいいのかもしれないですけれど、それは勝手に出てくるものなので。(自分にとって)初めてのベスト16ですけれど、みんな緊張しているわけではないし、いい準備をしてしっかり調整した中で明日を迎えられれば。いいスタートを切れることだけを考えています。
岡崎慎司(レスター/イングランド)
全体練習に合流した岡崎(中央)。ベルギーに対して「なんの油断も恐れもない」 【写真:ロイター/アフロ】
グループステージを突破しても、僕らはまだまだ達成感は感じていないし、日本で応援している人たちも「これからだ」と思っているでしょうから。その意識がまず、みんな変わってきているのかなと。(相手との)力の差はあると思うし、(ベルギー選手の)所属チームも毎回チャンピオンズリーグに出ているようなチームばかり。だからこそ、自分たちはチャレンジすることを忘れてはならない。ここからがスタートだけれど、そこに対しておごりがあってはいけないし、ここにいる幸せをみんなが感じている。
(4年前の)ブラジルでは何も残らなかったというか、結果が伴わなくてむなしく帰国した選手は「二度とあんな思いをしたくない」という思いでここに来ていると思う。ここでやっとスタートを切れるという思いがあるので、今はなんの油断も恐れもない。自分たちはブーイングからスタートしているというのもあるし、そういうことも踏まえて、チームはいい緊張感の中にいるのかなと思います。
宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
(ベルギーの印象)前の3枚(ロメル・ルカク、エデン・アザール、ドリース・メルテンス)が強力ですし、穴もない。所属チームを見ても、パーフェクトに近いチームじゃないかと思います。(日本としては)チームとしてやれることをやればチャンスはあると思います。少なからず(相手にも)アバウトなところがあるので、そこを突いていけばチャンスはあると思います。
前の3人は、そんなにアグレッシブに守備をしてくるわけではない。なるべく前に残って、カウンターの起点になるようにしているので、そこの前の3枚をうまくはがすことができれば、極論10対7で攻めることができる。リスクはあるけれど、ボールが回るイメージはあるし、回しながらどういう形で背後をとったり、(アタッキング)サードでチームとして攻めていけるかが大事だと思います。