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デビュー月・人気・着順とGI制覇の関連性
ビッグレースを勝つ新馬の共通項とは?

2歳〜3歳春のG1を制するには何が必要か?

 今年も6月からスタートした2歳戦。将来のさまざまな可能性を秘めた若駒が続々とデビューを果たしており、特にPOGを楽しんでいる方、そしてクラブ馬主の会員のみなさんは、その走りに一喜一憂していることだろう。そこで今回は、特にPOGに関連が深い2歳〜3歳春のG1を制するには、どんな内容で新馬デビューを果たしている必要があるかを考えてみたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。また集計対象は、12年6月以降の新馬デビュー馬とした。

2歳〜3歳春のG1馬の新馬デビュー月と成績

表1
表1【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 まず表1は、12年の暮れから今年の日本ダービーまで、2歳G1と3歳春のG1(以下、今回はこれを「G1」と表記するが、3歳秋以降のG1は含まない)を制した馬が、何月にデビューしていたか、そしてその新馬戦での着順を調べたものである。たとえば10月の「6-1-1-1/9」なら、2歳10月の新馬デビュー馬からこの期間に9頭のG1馬が誕生していることを示しており、そのうち6頭が新馬戦1着。ほかに、新馬2着、3着、そして着外から、後にこの期間のG1を制した馬がそれぞれ1頭ずついたことを意味している。


 デビュー月別のG1馬輩出数を見ると、その10月新馬デビュー馬の9頭が最多。そして8月デビュー馬と、6月デビュー馬がそれぞれ8頭で続いている。表は12月までになっているが、年明けデビュー馬が3歳春のG1を制した例は12年のカレンブラックヒル(NHKマイルC)、春のクラシックでは10年のオークス馬・サンテミリオンまでさかのぼる。そのため、今回の対象期間には、年明けデビューのG1馬は不在だ。


 また、デビュー月によって、後にG1を制するために要求される新馬戦の着順にも違いが出ている。まず6〜7月デビュー馬は、後にG1を勝った13頭中12頭が新馬戦で勝利を飾っていた。2歳の6〜7月ならG1までまだまだ時間があるだけに、いくらでも巻き返せそうなものだが、実際は逆に新馬戦を勝ってなければいけない、という傾向が出ている。


 新馬戦で負けていてもG1を制するチャンスが多いのは、8〜10月の新馬デビュー馬だ。計20頭の後のG1馬のうち、新馬勝ちを飾っていたのは半数以下の9頭のみ。さすがに馬券圏外では苦しいが、特に2着であれば後々のチャンスは大きい。そして11〜12月デビュー馬になると、5頭中4頭が1着、残る1頭も2着。さすがにG1までの期間が短くなっており、ここで連対を外していると苦しいというデータだ。

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