熱戦中のスーパーGT、基礎の基礎を紹介 〜予選からレース前までのポイントは?〜
スーパーGTの華、レースクイーン
レースクイーンに関してもさまざまなレギュレーションがあります 【(C)TOYOTA MOTOR CORPORATION】
そんなレースクイーンに関してもレギュレーションがあって、まず人数は1チームにつき6人まで。でも、ゆるキャラなどの着ぐるみは、この数のうちに入らないそうなので、そっちで対処してもらいましょう。あと、コスチュームにも制約があり、過露出や過激なものは禁止されています。あと、シールを含むタトゥーも。昔の写真を見ると、ハイレグとか、ほとんど水着のレースクイーンもいたことが分かるでしょうが、今は存在しないのは、そういった理由によるわけです。
公式練習とウオームアップですることは?
その他にはタイヤの選定も。数種類持ち込まれるタイヤのうち、どれがもっともマッチするか。そしてドライバーの習熟に、特に経験の浅いドライバーには多くの時間が与えられることがあります。本来はエースがしっかり走り込んで、セットアップを進めていくのが理想ですが、相棒が安定して走れないことには、好結果は得られませんから。そしてウオームアップでは、セットやコンディションの最終確認を行います。公式練習を含め、走っていない車両があれば、それはトラブルが生じているか、本当にすべて順調で「もう走る必要なし!」のどちらかです。
ポイントとウエイトハンデ
ただし、GT300よりはるかに速いGT500の場合、そんなに重くなってしまうと危険なので、近年は50キロを上限とし、その上で燃料リストリクターの径が絞られてしまいます。どういう効果をもたらすかというと、エンジンが求める本来の燃料量より少なくしてしまうため、パフォーマンスの低下につながります。ただ、このウエイトハンデは第7戦に半減され、最終戦では全車ゼロに戻されます。最後はガチンコ勝負で行きましょう、というわけです。
ドライバー、チームのランキングの違い
そうすると、ドライバーズランキングでは1ポイントも取っていなくても、チームランキングではしっかり完走し続けていれば、それなりにポイントが稼げます。全体の台数が増えて、特にGT300ではシード権が細分化されましたから、最後の最後に決め手となるのが、このチームランキング。たかが1ポイント、されど1ポイントで明暗が分かれる可能性が。いずれのランキングも同ポイントの場合は優勝回数、次いで上位入賞回数の多い方が上位となります。