センス光るDブリランテ産駒が★5つ獲得 12番人気Vパイロ牝駒は交流重賞で注目
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
断然人気馬を差し切って新馬V トーセンギムレット
内から伸びたトーセンギムレット(奥)が差し切り勝ち 【撮影:日刊ゲンダイ】
トーセンギムレット 牡 馬体重:506kg
★★★★★ 5点
騎手:岩部 厩舎:(美) 萱野
生産:エスティファーム
馬主:島川隆哉
父:ディープブリランテ
母:エラドゥーラ(Sultry Song)
ゲートの出自体は悪くなかったが、出脚がつかず。それでもすぐに挽回して中団から機を窺う展開に。直線は勝ちパターンで抜け出していた1番人気馬を目標に力強い末脚を繰り出し、最後は馬体を併せるとこれを交わしてゴール。派手な勝ちっぷりではないが、レースセンスや勝負根性が光る走りだった。
馬体診断
500キロを超える馬体は迫力十分だが、パドックで見た印象では腹回りなどにまだ余裕のある体付き。馬体的な仕上がりは7〜8分位だろう。この状態でこれだけのパフォーマンスが出来たことはむしろ評価できる。体型的には中距離タイプで、重目の馬場もこなせるが良馬場の方が良さそう。体が絞れて筋肉が詰まってくればもっと動ける。
血統診断
母は3歳7月の遅いデビューながら初戦を勝ち、500万は2戦目でV、続く1000万でも3着と4戦2勝の成績を残した。母父Sultry Songは馴染みのない名前だが、父系を遡るとサンデーサイレンスと同じ系統になる。アメリカのダートでGIを3勝したが、種牡馬としてはBCマイルの勝ち馬を出しているように、芝適性もある。兄弟馬を見ても距離適性は中距離型だろう。
馬券の狙い目→中距離戦で瞬発力と切れ味を生かすレースがしたい。東京の芝1800m〜2000mといった条件が狙い目。
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