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[連載小説]アイム・ブルー(I’m BLUE)
第25話 選手と監督のあるべき距離感

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木崎f伸也、初のフィクション小説。

イラストは人気サッカー漫画『GIANT KILLING』のツジトモが描き下ろし。

 バートラガーツの温泉スパの屋内には、プールとジャグジーがある。水温は人肌と同じ36.5度に保たれており、長時間入っていてものぼせない。微炭酸で、じっとしていると気泡が肌にまとわりついた。


 午後9時、キャプテンの上原丈一はジャグジーの段差に座って気泡を見つめながら、チームメートが集まるのを待っていた。


 今、日本代表は分裂の危機にある。そこで丈一は仲間たちに、選手ミーティングを呼びかけた。開放的な場所がいいと思い、あえてジャグジーを選んだ。10×10メートルという大きさで、23人が十分に入ることができる。

木崎f伸也
1975年、東京都生まれ。金子達仁のスポーツライター塾を経て、2002年夏にオランダへ移住。03年から6年間、ドイツを拠点に欧州サッカーを取材した。現在は東京都在住。著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『革命前夜』(風間八宏監督との共著、カンゼン)、『直撃 本田圭佑』(文藝春秋)など。17年4月に日本と海外をつなぐ新メディア「REALQ」(www.real-q.net)をスタートさせた。18年5月、「木崎f伸也」名義でサッカーW杯小説『アイム・ブルー』を連載開始

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