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サッカー小説連載企画(アイム・ブルー)

[連載小説]アイム・ブルー(I’m BLUE)
第24話 丈一「らしさ」と暴かれた秘密

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木崎f伸也、初のフィクション小説。

イラストは人気サッカー漫画『GIANT KILLING』のツジトモが描き下ろし。

 日本代表対SCサンクト・ガレンU19の2本目が行われている間、キャプテンの上原丈一は、3列しかない質素なメーンスタンドの席に座った。非公開のため、他に座っている者はいない。相手チームの監督の指示だけが、森に囲まれたピッチに響き渡っている。


 すでに1本目に出たメンバーの多くは自転車でホテルに帰った。だが、丈一は松森虎の爆発をどう受け止めていいか分からず、部屋に戻る気になれなかった。


 チリ戦でサブだったメンバーによる2本目も「パックパス禁止」のため、丈一が出た1本目と同じく大混乱に陥っている。開始から10分も経たないのに3失点していた。

木崎f伸也
1975年、東京都生まれ。金子達仁のスポーツライター塾を経て、2002年夏にオランダへ移住。03年から6年間、ドイツを拠点に欧州サッカーを取材した。現在は東京都在住。著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『革命前夜』(風間八宏監督との共著、カンゼン)、『直撃 本田圭佑』(文藝春秋)など。17年4月に日本と海外をつなぐ新メディア「REALQ」(www.real-q.net)をスタートさせた。18年5月、「木崎f伸也」名義でサッカーW杯小説『アイム・ブルー』を連載開始

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