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サッカー小説連載企画(アイム・ブルー)

[連載小説]アイム・ブルー(I’m BLUE)
第23話 交差するそれぞれの正義

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木崎f伸也、初のフィクション小説。

イラストは人気サッカー漫画『GIANT KILLING』のツジトモが描き下ろし。

【(C)ツジトモ】

 アルプス山脈を仰ぐ練習場で、日本代表とSCサンクト・ガレンU19の練習試合が始まった。30分×2本の変則マッチで、非公開のためサポーターの姿はない。


 開始前、ノイマン監督から選手たちに2つの指示が出されていた。


 1つ目は「バックパス禁止」。相手陣内におけるポストプレーに限って、後ろ方向へのパスの許可が出たが、それ以外のバックパスはすべて禁止だ。


 2つ目は「ロングボール禁止」。壮行試合のチリ戦ではロングボールを蹴って、そこにプレスをかける指示が出ていたが、「今日の目的はビルドアップにあるので、ロングボールを蹴ってはいけない」ということだった。

木崎f伸也
1975年、東京都生まれ。金子達仁のスポーツライター塾を経て、2002年夏にオランダへ移住。03年から6年間、ドイツを拠点に欧州サッカーを取材した。現在は東京都在住。著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『革命前夜』(風間八宏監督との共著、カンゼン)、『直撃 本田圭佑』(文藝春秋)など。17年4月に日本と海外をつなぐ新メディア「REALQ」(www.real-q.net)をスタートさせた。18年5月、「木崎f伸也」名義でサッカーW杯小説『アイム・ブルー』を連載開始

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